アメリカのIT企業・グーグルが、書籍を電子化したうえ、内容を検索できるサービスを始めたことは著作権の侵害に当たるとして、アメリカの作家協会が損害賠償を求めていた裁判で、ニューヨークの連邦地方裁判所は14日、グーグルのサービスは著作物の公正な利用に当たるとして、作家協会の訴えを退ける判断を下しました。 グーグルは、2004年からアメリカやヨーロッパの大学の図書館などと提携して、書籍を電子化するプロジェクトに取り組んでいて、これまでに2000万冊以上の書籍を電子化しています。 さらにグーグルは、電子化した書籍の内容を検索できる「グーグルブックス」というサービスを始めましたが、アメリカの作家協会は、これらはいずれも著作権者に無断で行われ、著作権の侵害に当たるとして、2005年にグーグルを相手に損害賠償を求める裁判を起こしていました。 ニューヨークの連邦地方裁判所は14日、「グーグルのサービスは公