当社が中国市場でのビジネスを本格的に開始したのは2006年です。当時、日本のIT企業は深刻な労働力不足にあり、国内での採用強化はもちろん、中国人採用のニーズが増えていました。そこで当社も上海、大連、北京の人材会社と提携して、日本で働きたいという希望を持った第2新卒などの若手人材を、日本企業のお客さまにご紹介してきました。しかし現在では、日本国内向けのご紹介数が鈍化しているのに比べ、海外拠点に対して中国現地人材をご紹介するケースが急速に増えています。 日本企業が海外事業を拡大するのに伴い、外から中へ向かっていたヒトの流れが、今は現地内でのヒトの流れに変わってきている、ということですね。そのほか、ヒトの流れの方向だけでなく、流れの質自体も変わっていませんか。つまり、製造業について言えば、これまでのアジア拠点は工場にすぎなかったのが、販売拠点としての機能も持つようになってきました。基幹技術の研究