パシフィコ横浜(横浜市西区)で25日、若手図書館関係者によるアイデアコンテスト「L-1グランプリ 若手ライブラリアンのためのワークショップ式登竜門」が初開催された。26日まで開催されている「図書館総合展」の一環。 図書館をテーマに1日かけて議論・発表することで、若手の能力向上や新しい図書館像を模索するのが狙い。企画した学術情報関連のベンチャー企業経営、岡本真さん(37)によると、現在、図書館の正規職員になるのは非常に困難で、高齢化が進んでいるという。「若手を覆う閉塞(へいそく)感を打破するきっかけになれば」と話す。 コンテストには全国から集まった7チーム35人の図書館関係者が参加。当日発表された「抜てき人事で館長になったとき」というテーマで、来場者に意見を聞くなどしながら練り上げたアイデアが披露された。 グランプリに選ばれ、賞金40万円を獲得した「石けんブラザーズ」は図書館職員やデザイナー