小学校の約34%、中学校の約45%の図書館が、国が定める蔵書数の基準を満たしていないことが分かった。図書室の現状を調査文部科学省は13日、「2016年度学校図書館の現状調査」の結果を発表。国が定めた蔵書数を達成している学校の割合は、小学校は66.4%、中学校は55.3%だと明らかにした。1993年に目標を設定文部省は1993年に「学校の図書館は生徒の知的活動を増進し、人間形成や情操を養う上で重要な役割を担っている」として、義務教育の公立学校の蔵書数の目標値を設定。 図書室を整備するための財源を、地方交付税として措置。2012年度からは「第4次5か年計画」として、目標を達成するための費用として自治体に毎年約200億円を交付している。達成している中学校は約55%しかし、調査によると2015年度末現在で、国が目標と定めた蔵書数(学校図書館図書標準)を達成している学校の割合は、次のような結果に。