昨年9月に公開され、大ヒットを記録した『劇場版 天元突破グレンラガン 紅蓮篇』に続き、約半年のスパンをおいてスクリーンに登場した待望の第2弾『劇場版 天元突破グレンラガン 螺巌篇』。その内容はファンの想像を大きく上回る、大ボリュームかつハイテンション極まる濃密な仕上がりであった。観客のパワーを試すがごとき驚異のフィルムは、一体どのようにして作られたのか? その制作過程について、今石洋之監督と、大塚雅彦副監督に、たっぷりとお話をうかがってきた。(注:なるべく映画をご覧になった後でお読みください) 2009年6月19日 取材場所/東京・東小金井 GAINAX 取材/小黒祐一郎、岡本敦史 構成/岡本敦史 ── お久しぶりです! 今石 ああ、どうも。ごぶさたしてます。 ── さっそく質問を始めたいと思いますが、今回の『螺巌篇』のプランは、どこから始まったんですか。 今石 プランですか。まあ、2本目