『聖戦士ダンバイン』は、『伝説巨神イデオン』『戦闘メカ ザブングル』に続く、富野由悠季&湖川友謙コンビの新作。勿論、アニメファンの注目作だった。放映されたのは1983年2月5日から1984年1月21日。序盤から中盤までの舞台となるのは、海と陸の間にある世界バイストン・ウェルだ。その世界の制覇を画策する領主ドレイク・ルフトは、地上界から召喚したショウ・ザマ、トッド・ギネス、トカマク・ロブスキーの3人を聖戦士とし、オーラバトラーを与えた。彼らはドレイクの元で戦う事になったが、同じ地上人であるマーベル・フローズンによってドレイクの真意を知らされたショウは、ニー・ギブンが指揮するゼラーナに乗り込む事になる。 バイストン・ウェルの文化は、中世ヨーロッパを思わせるものであり、そこにはコモンと呼ばれる人間だけでなく、我々の知る妖精に似たミ・フェラリオやエ・フェラリオ達がいる。この世界の人々は、我々が住む