中央市の玉穂生涯学習館は1月末まで、蔵書で1番重い本や1番長い本など特殊な本を並べ紹介する「おもしろ特別展示」を開いている。本や読書に興味を持ってもらおうと、初めて企画した。展示しているのは、同館司書が選んだ約30冊。蔵書の中で、1番重い本は「日本分県地図地名総覧」(人文社)で、重さは約5キロ。1番長い本は、縦113センチ、横20センチの絵本「100かいだてのいえ」(偕成社)だ。 このほか、表紙がウエハースのように加工されている「フードパッケージと食品アイテムのデザイン」(グラフィック社)や県内で同館にしかない「東国歌枕」(ユニックス)、昭和初期に使われていた小学校の教科書などが並んでいる。 展示している本は、展示期間中は貸し出しできないが、展示が終われば一部貸し出し可能になるという。同館は「大人から子どもまで楽しめる展示なので多くの人に見に来てもらいたい」としている。