ブックマーク / toshokannowakimichi.blogspot.com (61)

  • 人材募集に思うこと

    はじめに 職場で正職員の採用が行われるというドキドキなイベントがありまして。なにせ、自分が入職して10年弱なかったレアイベントなので、ドキドキワクワクもするというもの。10年に1回咲くというソテツが開花したのと同じくらいのレア度ですからね。 募集開始当日にその情報を知るくらい全く選考には関われない非管理職の立場なのですが、面識のある司書課程の先生方にはぜひとも良さげな人をご紹介いただきたくメールを差し上げてみました。 皆さん移籍とかされるので、数年お会いしていないとメールアドレスがわからない場合もざらで、少々悩ましかったです。時間的な余裕があれば、学会に行って声かけもできるのに何とも残念でした。 優秀な人材が入ってくれることを祈る他にやることもないのだけど、自分なりにどんな人を雇いたいか、何に着目するのかを考えて整理しておきたいと思います。 以下に書くのは、もちろんただの私見ですが、私立の

  • 大学図書館員、副収入を考える

    はじめに 実に7年ぶりの更新です。少し前に、大変長かった学生生活を終え、最近は中年の大学図書館員(電子資料契約、RDM、ソフト活用のサポートと病院図書室運営全般などの担当)として、楽しい毎日を過ごしています。 しばらく団体活動や研究生活から離れて趣味と家族のために時間を使いたいのですが、定年退職後に週1、2回大学で非常勤講師として授業をしたいので、アカデミアに片足だけ入れるような生活をしたいと考えながら生きています。 しかし、どうにも商人気質なもので、時間に余裕が出てくると 「時間をお金にできないか?」ということも気になってきます。 そこで今回のテーマです。 対象はしっかりした「副業」ではなく、「副収入」(業以外のあらゆる収入)です。投資などの図書館と関係ない話は触れません。 夢見がちな儲け話ではなく、体験や見聞きしたものも含めて現実的な話を書いてみます。 診療ガイドラインの文献検索 医

  • ホッチキスあります(冷やし中華はじめた感じで)

  • 病院図書室は退屈しない職場

  • 非常勤不足と人材流通の可能性

    少し時間もできたし久々に就職絡みのネタを更新してみましょう。 今回のお題は「非常勤」の話です。 とは言っても、 図書館で働く非常勤職員の待遇がどう、みたいな話ではありません。 ここで扱うのはもう少し専門性の高い非常勤職の話になります。 実際に適した人がみつからずに困っていると伺っている事例には以下のようなものがあります。 山形県、福島県、茨城県、神奈川県、山梨県などの大学で司書課程・司書教諭課程の非常勤講師募集 県立病院の図書室、大学病院の患者図書室で経験者アルバイト募集 お国の機関や企業で計量書誌学的な心得があるアルバイト募集 …などなど。 あくまで僕のところに流れてくる話ですから、当然依頼する側の心情から生まれる偏りもあるとは思います。 (「君ちょっと手伝ってよ、ダメなら代わりの人を…」と展開するパターンが多いため) しかし、いったい何故需要が満たせないのでしょうか。 募集をかけた後の

  • そうだ、ワシントンDCに行こう お散歩日記

    前回に引き続き旅の記録。いったい何しに行ったのかよくわからない、そんな日記。 1日目 全日空の便で現地の朝9時頃に空港へ到着。入国審査が終わって経路の確認をしていると空港のアナウンスで突然呼び出しをくらう。 何か入国で問題があったのかと思いアタフタしていたら空港の職員さんから飛行機に携帯電話の忘れ物があったことを伝えられる。が、僕のじゃありません…。 飛行機の中で「オデッセイ」「ブラックスキャンダル」「図書館戦争」を見て疲れたのでとりあえずホテルにチェックインして少しゆっくりしていたら「旅レジ」に登録したおかげでメールが届く。 "Winter Storm Jonas"による大雪への注意喚起… 翌日、翌々日は公共交通機関が全て停止? 不要な外出は控えるように…? そして続々と各種店舗も午後や夕方には休みに入る。 図書館・博物館・美術館などでは少なくとも2日後まではどこも休館が決定。 自由に動

    そうだ、ワシントンDCに行こう お散歩日記
  • そうだ、ワシントンDCに行こう 準備編

    このブログ、まだ続いてたんですね。 以前からご覧頂いていた方はびっくりしたでしょう。僕もびっくりです。 しかも民間企業へ転職したと思ったら見切りをつけて 今度の4月から大学の職員になるとか、 それまでの間に研究進めて論文書こうとしているとか どうせなら今このタイミングで一人で旅行しようとか、それもまたびっくりでしょう。 いい歳して専業学生の時間がとれるなんて想像もできませんでしたが 大学院だとたまに見かけますね、そういう遠回りしてる人。 そんなわけで、 初海外、ツアーでもなく、1人で、たいして英語もしゃべれないという素敵な条件で アメリカのワシントンDCへ1週間ほど行き、 博物館や図書館を見たり、大学のキャンパス散策してみたり、 Ingressで遊んだり、ホテルで体を鍛えたりしてました。 いかに計画通りに進まなかったかは次回のエントリーに書きますが、 何かと準備が必要なもので、同じようなこ

  • 日本のMOOCってどうなるんだろう

    もやっとしたタイトルからこんばんわ。 まだまだ認知度は怪しいものだけれど、 最近やけに周辺でMOOCとかJMOOCとかgaccoという言葉を聞くことになりまして、 実際に自分でも受講してみたり(インタラクティブティーチング受講中)、 先日行われた「e-Learning Awards 2014フォーラム」の講演や展示で情報収集をしてみたり、 トライアル館で話を伺ったり、いろんな意味で興味を持っています。 図書館回りでも、 講座を公開することで大学の広報に役立つのではないか 講座を見せることで進路指導に役立つのではないか 大学などを持たない地域の教育格差改善、生涯学習に役立つのではないか 図書館で取り扱えるコンテンツの増加、イベントの開催につながるのではないか などの期待や 教育スタイルがアクティブラーニング重視にシフトするのではないか 単位認定に繋がれば大学教育が変わるのではないか などの大

  • 地域特性の見える貸出ランキング

    「えっ!? システムとか扱ってたんですか!? 什器とラベルの業者じゃないんですか!?」 といわれる会社のシステム部門配属らしい僕です。こんばんわ。 とりあえず図書館のシステム(大学除く)でも、 入館ゲートでも、タグでも、自動貸返装置も、IC予約棚も ご相談いただいたらすぐ飛んでいきますよ。 (※気持ちだけ。実際は近場の営業担当や販売店の方が伺います。) ところで、今日いろいろ調べている途中で、 「葛飾の図書館、DVDの貸出ランキングトップ10は、 という事実を見てしまい、 なぜだかこの知識を広めなければならない気がしたので書いてみました。 (証拠は葛飾区立図書館のサイトから資料をご覧ください) 唯一、23年度の7位に「クライマーズ・ハイ」がランクインしているとか、 実はきっちり毎年トップが違うとか、 24年度:男はつらいよ‐寅次郎の休日‐ 90回 23年度:男はつらいよ‐知床慕情‐ 100

  • 図書館屋さん二年生

    今は図書館の何でも屋さんにいるわけですが、 そういえば転職して1年経つんだっけ、という振り返り日記です。 まだ特に達成目標額も決まっていないので、 設計図面の見方を教わったり、営業の仕方を真似してみたり、 今まで培ってきた知識で図書館に役立つ新商品を企画したり、 レファレンスの知識で情報収集&販売戦略立案用の材料を揃えてみたり、 知人友人から仕事を紹介してもらったり、 キャッチフレーズを考えてキャンペーン広告案を作ったり などなど、退屈しない生活をしています。 新しいことにチャレンジすることが評価される側面はあるので 図書館が好きでアクティブな人間にとってはなかなか楽しい会社です。 それ以外に楽しいことと言えば、 一般の方お断りな寺や研究所の資料室に加え、 話題性の有無に関わらず仕事で様々な図書館が見られるとか、 営業と称して同級生に会いに行ったりとか、 ふらりと立ち寄ったところで話してみ

  • 学校図書館・小規模図書館向け管理システムの諸々について

    CASA:カーサ/総合出版販売株式会社 (http://www2s.biglobe.ne.jp/~casawin/) ELISE-Egg/キハラ株式会社 (http://www.kihara-lib.co.jp/egg/index.html) School PRO 図書 for Windos/株式会社JBA (http://www.jba.co.jp/sp/) School ILIS(ほか)/富士通 (http://jp.fujitsu.com/solutions/education/products/schoollib/) SLIB-OD/富士通システムズ・イースト(http://jp.fujitsu.com/group/feast/services/packages/slibod/) LibMax:ライブマックス/ソフテック (http://libmax.com/product/lib

  • 図書館のクラウドファンディングネタとは

    さて、最近は日図書館予算が厳しい事情もあってか、 ファンドレイジングが注目を集める時代になり、 「運営資金に余裕がないなんて言ってないで自力で確保しよう!」 というたくましい図書館もあったりなかったりするようです。 個人的には、その中でもソーシャルな集め方である 「クラウドファンディング」という手法がとても気になっていたりします。 (※ピンポイント攻撃でも絨毯爆撃でもなくターゲットがぼんやりした不思議なアプローチなので、 どのようにすれば効率が良くなるか・成功できるのか、成功要因部分にとても興味をひかれる。) 図書館のファンドレイジング・クラウドファンディングの基的なことについては 今年行われた図書館総合展のフォーラム 「専門図書館のファンドレイジング 日米の資金調達の事例報告と今後の課題」 のスライド(http://www.slideshare.net/masakimatsubay

  • 図書館がひょっこり顔をだす意外な法令たち

    ちょっと前の話になるけど、パチンコ屋が出店されるのを阻止すべく、 自治体が異例の速さで図書館を建てようとしたとかで問題になってました。 これは日経新聞のウェブ版ですが、 パチンコ店予定地隣に図書館 東京地裁、国分寺市に賠償命令 http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1904I_Z10C13A7CC1000/ という記事なんかが具体例です。 記事には"風営法などでは図書館の敷地から50メートル未満の範囲でのパチンコ店経営が禁じられている"などと書かれておりまして、 「図書館にそんな使い方があったか…!」 と、それはもう大きな衝撃を受けました。 結果的にうまくいってないけれど、とりあえず知識の使い方に驚かされたというか。 これはバリアなのか!? 大人のバリアは法律ではるのか! って。 まあ振り返ってみると、 教科書では図書館に直接的に関係する法律とその解説

  • 北米あたりにある、図書館にからむ会社のリストを見つけた

    困ったことにすっかり更新頻度が下がり続けておりますが、 面白いものを見つけたのでメモ。 先日営業の同行中に同級生が働く職場へちょっとした提案をしに行った際、 「高校生向けな学校図書館のディスプレイってどうしたらいいんだろう」という相談をいただきまして。 社内の資料室担当の方に何かいいものがないかと相談してみたところ、 紹介されたのがこちらの。 まだ詳しく内容を読んでいないのですが、 巻末にVender Listという面白げな資料を見つけてしまい、 このブログとしては書きたくなってしまったわけです。 以下のような10業種(約200社)が掲載されていました。 Design Services(デザインサービス) Furniture(家具) Fabric(ファブリック) Shelving(棚、展示ケース) Flooring and Ceilings(床、天井) Miscellaneous Dec

  • 核シェルターに図書室とかついてないもんか

    あ、どうも新人研修中の私です。久しぶりの更新な気がしますね。 ブログも更新しようとは思うのだけれど、どうもキレのある文が書けませんでね。 会社内におりますと、 図書館関係者の方がよろこびそうなネタってのが数えきれないほどあるわけなんですが、 社外秘な情報だったり、万が一にも競合他社さんにノウハウを流出させたくなかったりで、 以前ほど思いついたままに書くことができません。 難儀なものです。当に。 そんな中でも今週から再来週にかけて 営業の同行でいろんな図書館を見て回っているので、 一段落つき次第、普通に図書館見学をしているだけではわからないようなポイントを書いていきたいところです。 かつて単身で取材して回っていたので、見学慣れはしてると思いますんでね。 そんなこんなでありますが、最近僕の脳内では、 「核シェルターの中に棚は必要か」というテーマがとてもホットです。 何せ核シェルターを使う世

  • 転職クチコミサイトで図書館関連会社の評判をチェックすると

    什器とか消耗品とかシステムのご説明をすべく、あらゆる図書館に馳せ参じる次第です。 (勘の良い方だと社名がばれそうなギリギリのライン)

  • 世界的な大学ランキングの評価指標を眺めよう その1 ランキングの種類について

    作業内容はデータのチェックなので大変地味ですが せっかくある面白そうなデータをどう使ったら研究として役に立ちそうか、面白そうか、 またはビジネスができるかなどを検討したところ 一番手っ取り早く役立ちそうなのが、大学ランキング系評価指標関連な気がしたので 改めて抑えておこうと思ったわけでございます。 世界的な大学のランキングについては関心を持つ人が多いためか Wikipedia(世界大学ランキング-Wikipedia)に書かれていたり、 世界大学ランキングの比較(※PDF)という研究報告書が出ていたり(2005年なので少し古い)、 国立国会図書館のリサーチナビにも「大学ランキング海外)」という項目にもまとまっていたり、 英語WikipediaのCollege and university rankingsという項や、 EUA(European University Association

  • あったらいいな(?)こんな図書館サービス

    今年もこっそり図書館総合展に行き会場をウロウロして 脳のアイディアを思いつく部分が刺激されたのか、 なんか急に図書館のサービスを提案したくなってきたので 忘れないうちに垂れ流しておきたい。 もう積極的に垂れ流していきたい。 最近は「読書施設」を全面に押し出したサービスよりも 地域のコミュニティセンターとしての役割が求められつつあるようですので、 図書館がどうするとかそういったものはさておき、 気かネタかわからない自由な感じで いろんな企画と機能を盛り込むことを無責任に提案していきたいです。 図書館版「の闇鍋」 「の闇鍋」という名前の方が認知度が高そうですが、 正式な名称は、紀伊國屋書店さんが行った「ほんのまくらフェア」でございますね。 冒頭部分を印刷したブックカバーでを覆って表紙等を隠してしまい、 気にいった書き出しを頼りにを購入してもらおう! というのが家の企画です。 考えて

  • 図書館に関連する特許を見てみよう

    いま特許が熱い!(僕の中で) ということで、 図書館に関係しそうな特許をながめ、 新しい視点で図書館を楽しもうというコーナーです。 大雑把で恣意的に説明すると、特許権というのは発明に関する独占を認める権利です。 頭を使って生みだし、無断で他者にまねされるといろいろ我慢ならず、 モノとしての形はないが所有権のある財産(無体財産または知的財産)の一種です。 同種の権利には実用新案権(アイディア)、商標権(ビジネス上の識別マーク)、 意匠権(デザイン)、著作権…etc.などなどがあります。 その知的財産権のうちの産業財産権(特許庁のこのページを見るとわかりやすい)を見ながら、図書館を見たらちょっと楽しそうかな、と。 個人的にも今やっておくと今後役立つ可能性がありそうですし、 図書館周辺の企業で働きたい方にも少しは貢献できるでしょうからね。 意外に少ない44件ということで、ちょっと表にしてみました

  • 【誰がために】図書館の電話番号を46【電話鳴る】

    なんと1位は4646ですってよ。これはヨムヨムでしょうか。 いくつかの図書館のウェブサイトを確認してみましたが、あんまりルビふらないみたいですね。 ビラとか広報誌にはルビふってそうだと思うのだけどなぁ。 続いて2位は期待通りのヨクヨムが来ましたね。 これに関しては以前から心配なのですが、 利用者に「もっと図書館を4946(ヨクシロ)」とか ドヤ顔で読まれて気まずいことはないのでしょうか。とても気になります。 ちなみにこの1位と2位あわせて60館あるわけですが、 そのうち15館が千葉県にあったりします。千葉率25%。高い。 何があったんでしょう。 あと推測できるのは 3746=ミナヨム、2346=フミヨム あたりでしょうか。 それ以外の番号は単純に覚えやすそうに作られているように見えます。 あ、でも1040はトショかもしれませんね。 ランク外ですが1044(トショ?)というのも5館ありました