なんともユニークで、楽しそうな仏さま。大草原に悠々と横たわるお姿は、どこか気持ちよさそうで、微笑ましいですね。青空の下でくつろぐ仏さまは「ワット・ローカヤー・スッター」。高さ5メートル、長さ28メートルもの大きさで、『涅槃仏(ねはんぶつ)』と呼ばれています。 『ねはん』というのは、仏教の言葉で、心に迷いがなく、澄み切った気持ちの状態のこと。こちらの巨大な仏さまは、まさしくそのお気持でいらっしゃるのですね。この仏さまと向きあっていると、今の自分の生き方を問われているような気がします。 遺跡の街・アユタヤは、まわりを川に囲まれた島。東西が約8キロ、南北が約4キロなので、それほど大きな街ではなく、遺跡めぐりにはレンタサイクルがおすすめです。涅槃仏は、街の北西部と、ちょっと辺ぴな場所にあるので、地元の方に尋ねながら行かれると良いでしょう。頭の後ろに手をまわし、横たわるふりをして、「ティーナイ?」(
アユタヤ時代に創建されたと伝わる「ワット・ポー」(涅槃寺)。黄金に輝く巨大な釈迦涅槃仏で有名なお寺です。映画などでもご覧になられた方も多いはず!この釈迦涅槃仏ですが、長さ46メートルの大きさは、奈良の大仏さまが立ちあがって寝ころんでも(約29メートル)まだ大きい。 しかし、なんとも癒されるお顔。目は半開きで、片ひじをついて頭を支えています。リラックスして悠然と横たわるお姿に、こちらまでウトウトとしてしまう。これは、悟(さと)りを開いたお釈迦(しゃか)さまが永遠の眠りにつく前の姿を表したもの。澄み切った無の境地と、お釈迦さまの深い愛が感じられます。 こちらも、さきほどの釈迦涅槃仏。いかがですか?専用に建てられた大きな建物も、お釈迦さまが横たわればご覧の通り、なんだか窮屈そう。 頭からつま先まで全身を金箔で覆い、つやつやキラキラ!金色は人々を喜ばせた色で、輝きは迷いを除いて願いをかなえるという
秋祭りの「だんじり」や、水ナスなどの産地で知られる大阪の南泉州。ここに、ハートの形をした『熊取(くまとり)町』があるのをご存じでしょうか?大阪湾の人工島「関西国際空港」の対岸からやや内陸に入ったところにある熊取町。藍染めやハス酒を楽しむことができる穴場のスポットがあり、ゆる~い雰囲気がひそかな人気です。のどかな田園風景や古い街並みが残る熊取町で、のんびりとした「クマとりっぷ」を楽しみませんか? 熊取町へは、大阪の都心・天王寺駅からJR阪和線の快速で約30分。 町内は、平安時代に後白河法皇(ごしらかわほうおう/後白河天皇の出家後の呼び名)が熊野もうでの時に立ち寄ったとされる『中家(なかけ)住宅』や、白壁や石垣で囲まれた『来迎寺(らいごうじ)本堂』といった国指定の重要文化財があり、田園風景や古い街並みとマッチした風情を楽しむことができます。 熊取町内を巡るには、熊取駅前にある観光案内所「駅下に
微笑みと情熱の国・タイ。人々はとても気さくでフレンドリー。その王宮も明るく、とってもきらびやか!歴代の王さまが増改築した王宮は、壮麗な宮殿が建ち並び、首都バンコク随一の観光スポットです。その中でも最大の見どころは「ワット・プラケオ」と呼ばれる王室専用の寺院。エメラルドの仏さまをおまつりしている本堂で、“エメラルド寺院”と親しまれています。そんな華やかで美しいタイの王宮寺院に、萌えキュンしませんか? タイは王国。朝夕には国歌が流れ、その間は直立姿勢を保ったまま動いてはいけない。 タイは戦争でヨーロッパからの植民地支配から逃れた唯一の国。現在の国王・ラーマ9世(プミポン国王)の政治手腕によるもので、タイ国民を戦争から守り、絶大なる人気を誇っています。 「王宮」は、初代国王(ラーマ1世)からラーマ8世まで8代の国王が暮らしていた広大な寺院。 現在のプミポン国王はチットラダー宮殿で暮らされています
バンコクを流れるチャオプラヤー川の西岸に、すっと空高くそびえる高さ約80メートルの大仏塔。これが仏教寺院「ワット・アルン」。バンコクを代表する風景で、10バーツ硬貨のデザインにもなっています。川を隔てた対岸からの姿が美しく、三島由紀夫の小説の題材にも取り上げられたほど。 18世紀の中ごろにビルマ軍の侵攻で傷ついたタイの将軍が、首都だったアユタヤの地を離れ、川を下って夜明け前にたどり着いたのが、この仏教寺院。このため、将軍が“夜明けの寺”と名づけ、その後、タイ語で≪暁の寺≫という意味の「ワット・アルン」と呼ばれることに。 もともとは小さな仏塔でしたが、その後、新しい王朝の国王が数世代にわたって増築し、現在ではご覧のようにまん中に大きな仏塔がそびえ、このまわりを4基の小さな仏塔が取り囲んでいます。では近づいてみましょう。 いかがでしょうか?この繊細で、複雑な装飾。これは大仏塔を見上げたもので、
京都の奥座敷「貴船」。11月の紅葉のシーズンには貴船神社や貴船川、料理旅館がライトアップされ、幻想的な優しい光につつまれます。貴船川沿いの街道には灯ろうが並び、この時期にしか見ることができない独特な風情。実はこの街道、平安時代の女流歌人・和泉式部が恋の成就を祈って通った道で、今では“恋の道”と呼ばれています。恋に生きた女流歌人に思いをはせ、美しく色づく紅葉と光の饗宴を楽しみませんか? 京都・鞍馬山のふもとにある貴船は、紅葉の名所。京都市民の飲み水となる鴨川の源流にあたり、古くから水の神さまの地として崇められています。 貴船の地名は「気が龍のように立ちのぼるところ」「気が生まれる根元」に由来しているなど、さまざまな説がありますが、いずれいしてもたいへんなパワースポットであることに間違いない。縁結びの地としても人気のスポットです。 そんな貴船へは、京都市内と鞍馬山を結ぶローカル電車の「叡山電車
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