前回の連載でJBossのインストール手順について一通りの説明を行いました。J2EEでの開発経験がある方であれば、J2EE仕様の範囲でアプリケーションを構築すれば、それほど大きな問題はなく動作確認が行えると思います。 今回は、JBoss固有の話へと移りたいと思います。具体的にはJBoss内部の基本構造であるJMXとユニファイドクラスローダについて説明をします。 JBossはマイクロカーネルと呼ばれる構造を採用しています。"マイクロ(非常に小さい)"という言葉からもわかる通り、核となるプログラム(=カーネル)が小さく、非常に限定された機能しかありません。このマイクロカーネルのことをJBoss JMXカーネルとか単にJBossカーネルと呼びます。 JBossカーネルが備えている基本機能は、JBossカーネルへのサービスの登録、サービスの呼び出し、サービスの停止、といったもので、JBossカーネル
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