学校や病院の給食、外食産業のメニュー作りに広く使われる「日本食品標準成分表」が7訂版に改訂された。 文部科学省資源調査分科会は、健康志向やアレルギー対策で食べる機会が増えた発芽玄米や米粉パンなどを新たに掲載したほか、糖尿病患者向けに主な食品の炭水化物量を正確に算定した。改訂は5年ぶり。 改訂前の版では穀類や野菜、果実、魚介、肉、調理加工食品など計1878品目について、エネルギーやたんぱく質、炭水化物、脂質、ビタミンなどの成分を記載している。 今回は食品数を15年ぶりに拡充し、313品増の2191品目とした。新たに掲載したのは刺し身や天ぷらなどの日本食、健康志向を反映した発芽玄米や五穀、アマニ油、アレルギー対策で食べられている米粉パンや米粉めんなど。 また、糖尿病対策のため炭水化物の記載を充実。従来は食品全体から水分や他の成分を差し引いた量を掲載しており、正確性が劣っていたが、今回は