★(3) 私は米国籍なので、参院選(10日投開票)の投票権はない。だが、日本の国と自治体に、35年余りも毎年納税してきたから、日本の有権者に希望をいう権利くらいはあるだろう。 日本は自由主義国家なので、政治家やその候補者、あるいは政党にも表現の自由が認められる。だから選挙の際にさまざまな主張が出るのは当然だ。 しかし、国会議員は、立法や予算審議などを通じて、国民生活や国家の命運を左右する要職である。永遠の野党であっても無責任なウソは困る。政治的主張は、必ず理由と根拠を明確にして行うべきだ。 相変わらず、「日本が戦後70年間も平和なのは、憲法第9条のおかげだ」と主張する政党や候補者がいる。「9条を守れば戦争は起きない」「集団的自衛権を認めると戦争に巻き込まれる」「殺し殺される国になってはならない」などと叫んでいる。 加えて、安全保障関連法制の審議中から、「徴兵制になる」と、若い母親たちの恐怖