工事中のお知らせ 鈴木健次のホームページ「バベルへの周遊」をご愛読いただきありがとうございます。 このたび、都合によりホームページの収容サイトを変更する事になりました。 新しいURL番号は下記の通りですが、しばらく工事は続きますのでご注意下さい。 http://www.geocities.jp/kenji370120/home/home.htm お手数をおかけしますがお許し下さいますよう。
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他人の考えや感情を理解する能力はどのように成長していくのかという事に関する研究である。 近年、自閉症児者には相手の欲求、意図や信念等の心理的な状態を把握する認知能力に特異的な弱さがあるらしいということがわかって来たのだのだという。 自閉症児者に特有の社会性の問題(社会的相互交渉の障害)は、他との相互的なやりとりのできなさだけでなく、その心理状態を把握する能力の弱さや、そこからも派生するだろう共感性の弱さにも起因しているということである。要するに、他人の視点に立ったり、感情移入たりして、その立場になって考える事が苦手だという言うことなのだろう。 又、それまでの関係の文脈の中からの種々の情報を統合して、その意味を読みとると言ったことも困難であると言われる。行動の意味を理解したり、予測したりする事ができにくい訳であるから、結果的に社会性やコミュニケーションに何らかの問題が生じるだろうことは想像に
われわれは、目に映じる光景を、外界の光学像を受動的に感知したように思いがちですが、実際には、そうではありません。人間の視覚系は、ホログラフィのように外界の光景を立体再生しているのではなく、さまざまな特徴を分析的に抽出した上で、その結果を組み合わせて処理しています。視覚的なイメージは、網膜から送られてきた視覚データに膨大な加工を施した結果であり、単なる光学像には含まれていない多くの意味が付け加えられています。 このことを実感させてくれる心理学の実験器具に、「逆さメガネ」なるものがあります。逆さメガネには、左右反転・上下反転などいくつかの種類があり、装着してしばらくの間は混乱してうまく動けなくなる--船酔いのような状態になって嘔吐することもある--そうですが、多くの場合、数週間で脳が順応して、逆さメガネを掛けていても物が「逆さ」に見えなくなるそうです(いくつかの体験記が出版されています)。「物
超弦(ひも)理論(super string theory;最近では単に弦理論ということが多い)は、1980年代に、ただ1つの方程式であらゆる物理現象を記述する「万物の理論(TOE;theory of everything)として期待されたものですが、最近は、理論的にやや行き詰まっているようです。 超弦理論が登場する前、素粒子物理学界は、実験面での成功に酔いしれる反面、理論面での欠陥に対する不満が高まりつつありました。 成功は、主として、1970年代半ばまでに完成された「標準理論」によるものです。この理論によると、物質の構成要素には、クォーク族(陽子や中性子を構成する)とレプトン族(電子、ニュートリノなどから成る)の2種類があり、これらの間の相互作用を媒介するものとして、グルーオン、弱ボソン、光子の3種類のゲージボソンが存在します。大型加速器を使った実験データは、ことごとく標準理論の正当性を
小林×星氏と服部×久氏の間に盗作騒ぎがあったのは記憶に新しい。騒ぎは法廷へ持ち込まれ、盗作だ、いやたまたま似てしまっただけだという双方の主張が繰り返された。判事も裁定に苦慮し、とうとう「双方の作品に共通している音符の個数」を数えるなどという不毛な作業を始めてしまった。 裁判所のやり方もお間抜けだが、これは必ずしも責められない。判事は音楽の専門家ではないのであって、それ以外に客観的な判定の方法が考えつかないとしても無理はないのである。いや、専門家であっても、「客観的な判定」などできるものかどうか疑わしい。 似ているメロディーがあった場合、それがたまたま似たのか、一方が一方を盗用したのかという判断は、そう簡単にできるものではないのである。 有名な例だが、モーツァルトの「五月の歌」と中田章の「早春賦」と森繁久彌の「知床旅情」の冒頭のメロディーは非常によく似通っている。いずれも3拍子系の同じリズム
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