「できないのは努力不足でしょ」。正論を滔々と語る親に子は無力だ。 反抗しないからといって、「いい子」だと信じ込んでいると、成人してから手痛いしっぺ返しが待っている。(ライター・島沢優子) 都内に住む40代の会社員ヤヨイさんが大学時代の友人と偶然会ったときのこと。連れていた長女を指して、友人は苦笑いを浮かべた。 「T大なの。完全に負け組でしょ? 嫌になっちゃう」 「うちも息子が来年大学受験だよ~」 とヤヨイさんはフォローしようとしたが、友人はさらに、 「最低でもMARCH(マーチ)くらいには行ってほしかったのにさ。じゃあね~」 と言って去っていった。 「わが子に面と向かって負け組って……。娘さん、傷ついたんじゃないかな。でも、私の本音を代弁してくれているように感じました」(ヤヨイさん) ●せめて親程度の大学に 最低でもMARCH──彼女の本音もこれと同じだ。MARCHとは明治・青山学院・立教
比較でしかモノを語れないのは、もったいないことだと思う。 たとえば、自分の好きな映画やアニメ、音楽について。他人にその魅力を伝えようとするとき、僕らはどのようにその「好き」を表現するだろうか。 大げさに身振り手振りをしながら、感情的に訴えかける? 自分にとって魅力的な点、印象の強い部分、心を動かされた箇所について、その理由を詳しく語ってみる? 演出や作画、スタッフなど、個々の要素の優れた点を挙げて説明してみる? そのような「好き」の表現がある一方で、他のモノとの「比較」によって優位性を証明しようとする人もいる。たとえば、売上や再生数などの視覚化されたデータを参照しながら説明してみる、というように。たしかに「数字」がはっきりしていれば、客観的にも優位性を示しやすい。 しかし「比較」の方法はそれだけではない。中には、「その比べ方はどうなの?」と疑問に感じる切り口もある。 それが、比較対象を貶め
みんなの前でスピーチする...。締め切りが迫っている...。日常生活はストレスの引き金でいっぱいです。USCマーシャルビジネススクールの最新の研究によると、ストレスを和らげるには、同じストレスを感じている人を探して、話をするといいそうです。 Sarah Townsend博士に率いられたこの研究で、自分と同じ情動反応を示す他者と会話をするとストレスが低減することがわかりました。 この研究結果は、「自分と同じ情動状態にいる誰かと、共通の脅威について話し合うことで、ストレスレベルの増大が抑えられることを示している」そうです。 「同僚とふたりで重要なプロジェクトに取り込んでいると想像してください。あなたがプロジェクトに労力を注いでいるなら、ストレスレベルは高まっているはず」とTownsend博士。「しかし、同じような情動状態にいる同僚がそばいることで、あなたが体験するストレスはかなり緩和されるので
私が鬱病だった時は、「死にたい」じゃなくて「消えたい」と思っていた。 本当は死にたくなんてないのだけれど、 自分のような人間が生きていると周りに多大な迷惑をかけるのだから、早く死ななくてはならない、と思っていた。 身近な人たちに負担をかけていることはもちろん、社会や環境のリソースを食うことすら申し訳なくて、 一日も早く死ななければならないと思っていたが、怖くて死ねなかった。 今日も死ねなくてごめんなさい。 一方で自分が死ぬことで周りの人たちが(一時的にかもしれないが)深く傷付くとも思っていた。 「なぜ相談に乗ってやれなかったのか」と自分を責めるかもしれない。 そう思うとやっぱり死ねなくて、それならまるで最初からいなかったみたいに消えたいと思っていた。 世間の人々がまっとうに生きている午後3時、 ベッドの中で布団を頭から被って、 「私はいない」「私はどこにもいない」「最初からいなかった」 と
「共感力」を身につければ、私生活でも仕事の場でも大きな成功につながり、鍛えれば鍛えるほど幸福になれます。とても重要なスキルですが、練習を積めば鍛えることができます。 筆者は自分のことを「ほんとうのプログラマー」だと思ったことがありません。いきなり何をバカげたことを言い出すのか、と自分でも思いますが、学校では音楽家になるための教育を受け、職業生活も音楽家としてスタートしたため、プログラマーへの転向については、いまだに「詐欺師症候群」(自分の能力や実績を認められない傾向のこと)から抜け出せていないのです。 そのため、自己紹介をする時にも、「私は人付き合いの良い人間で、たまたまそうした傾向が、プログラミングや技術プロジェクトで表れているだけなのです」と自虐的なフレーズを使ってしまいます。でも、この表現は少し皮肉でもあるのです。なぜなら、筆者は非常に内向的なタイプで、ひとりの時間や少人数(自分を含
このうちの5つは、自分でコントロールできるもの。以下に、ひとつずつ詳細を見ていきましょう。 精神衛生:基本的にイベント発生時の気持ちのことをさします。精神衛生に影響を与える変数は、十分な食べ物、水、睡眠をとりたいという基本的ニーズやセルフケア、そしてストレスに対処する能力など。精神衛生をおろそかにしていては、ポジティブな変化を生み出すことはできません。対策としては、十分に時間をかけて栄養豊富な食事をとる、定期的に十分な睡眠をとる、ストレスに対処できるように十分な運動をするなどが挙げられます。 イベント:すべてのきっかけとなる経験のこと。イベントそれ自体は、良いものでも悪いものでもありません。それは断片的な情報のかけらであり、私たちはそこに過去の経験や認識を重ねていきます。ここに変化をもたらす方法は、イベントに対してできるだけ多くの解釈をするように心がけること。私たちの気持ちは危険から身を守
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