ドイツ・デュッセルドルフを拠点に国際的な舞台で活躍する美術家・竹岡雄二を紹介する展覧会が、埼玉県立近代美術館と遠山記念館の2館で同時開催される。 竹岡は1946年京都府生まれ。京都市立芸術大学で彫刻を学び、72年にデュッセルドルフ国立美術大学に日本政府国費留学生として留学し、79年まで在学。95年から2013年までブレーメン芸術大学の教授を務めている。彫刻の台座を作品化した「台座彫刻」など、「つくること」ではなく「見せること」に視点を置いた作品制作を行い、その表現は作品が展示される空間・場所・環境に目を向けたものへと拡がってきた。 今回、埼玉県立近代美術館では、約30年間のドイツでの活動を20点あまりの代表作で振り返るとともに、「見せる」という観点から作家が選んだ遠山記念館所蔵の伝統的な美術品を展示する。遠山記念館では、文化財として知られる遠山邸の和風建築を舞台に6点の作品を展示。その活動
![竹岡雄二の世界を2館同時開催で大規模紹介「竹岡雄二 台座から空間へ」 | Art Annual online](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/76a047f056b221c8ff30d205d8295003f9f894b6/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.art-annual.jp%2Fwp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2016%2F06%2F18.jpg)