![Amazon.co.jp: Googleの正体 (マイコミ新書): 牧野武文: 本](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/a01830c7038b0ec7ca5f3cf9e1b039f230429354/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fm.media-amazon.com%2Fimages%2FI%2F31GinrG9bFL._SL500_.jpg)
米グーグル社が進めている書籍検索サービスが、波紋を広げている。「絶版だが著作権はある」という書籍のデジタル化をめぐる訴訟が「和解」という形で決着しそうで、この影響が日本の本にも及ぶというのだ。米国内に条件を満たした日本の絶版本があれば、すべて内容が世界中に公開されることになる。日本の業界からの反発は必至だが、専門家からは「利益が適切に配分されるのであれば、拒否すべきではない。紙で『死蔵』するよりはましだ」と、著作権側の立ち位置の見直しを迫る声もあがっている。 「絶版になったが著作権は存在している」書籍のデジタル化が進む 米グーグルは2004年、書籍の全文検索が可能になるサービス「グーグル・ブック・サーチ」を立ち上げ、現在は書籍100万冊以上の内容がウェブ上で検索できる。当然、この仕組みに、著作権者側は反発。米作家協会や米出版協会(AAP)が05年9月から10月にかけて、著作権侵害を訴え、グ
米Googleは10月28日、作家団体のAuthors Guildおよび米出版者協会(AAP)がGoogleブック検索に対して起こした集団訴訟について、両団体と和解したことを明らかにした。 和解合意の内容が裁判所で承認されれば、Googleブック検索で検索、プレビュー、購入できる書籍の数が大幅に増加する。同社によれば、この和解により主に次の点が変更される。 従来より多くの絶版書籍の検索、プレビューが可能に 市販書籍のプレビューや購入方法の簡易化 米大学などの組織が世界の図書館の蔵書にオンラインでアクセスできるようになる 図書館に対する絶版書籍へのアクセス端末の提供 ユーザーがブック検索を利用することによってGoogleが得る収益は、新設された非営利団体Book Rights Registryによって、著者や出版社などの権利者に分配される。 合意に基づき、Googleは総額1億2500万ドル
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