Developers Summit 2021 Summer (2021/07/30)の登壇資料です。 https://event.shoeisha.jp/devsumi/20210730/session/3249/
![ビジネス考えてるかい?事業の持続的成長を促進させるシステム設計の考え方 / buisiness_purpose_system_design](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/5ff6baccf48ab9076aa7e790b75e5ccaa66106ab/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ffiles.speakerdeck.com%2Fpresentations%2F71eb61ecf80648409b7b4bdbf2ce2cbb%2Fslide_0.jpg%3F18671014)
「“開発者体験”で世界をエンパワメントする1日。」と題し、チームや組織の課題に日々取り組む方々に向けて開催された「Developer eXperience Day CTO/VPoE Conference 2021」。ここで、READYFOR株式会社の仙塲氏が「『Userクラス』で考える技術的負債解消の観点」をテーマに登壇。次にUserクラスの問題と、その解決方法を紹介します。前回の記事はこちらから。 Userクラスが抱える問題 ここでやっとUserクラスが抱える問題。Userクラスを今のモデリング観点と照らし合わせてみると、個人顧客と法人顧客の関心事の異なる問題を、たった1つのUserクラスで取り扱ってしまっています。つまり、複数の問題解決のために、Userクラスが流用されている構造です。特定の問題解決を意図した構造になっていないんです。 このユーザーというのは、個人でも法人でもどうとでも
この記事は クラウドワークスアドベントカレンダー2020 8日目の記事です。 概要 こんにちは、クソコードを爆殺リファクタリングするのが大好きなミノ駆動です。 今回は単一責任原則の話です。 単一責任原則はSOLID原則のひとつとして有名で、2020年のオブジェクト指向カンファレンスのアンケートでも、SOLID原則の中で最も人気がありました。 皆さんは単一責任原則を遵守した設計をしていますか。 どんな構造が単一責任設計で、一方どんな構造が単一責任でない設計か、明確に意識していますか。説明できますでしょうか。 ところで「単一責任原則とはなんぞや」について、少なくとも私の観測範囲では、概念的な話にとどまっているものが多く、コードレベルで具体的に説明しているものは少ないように感じます。 そうした状況からか、単一責任原則の解釈が人によって違っていたりしているように感じます。 本記事は、今一度単一責任
これは 設計ナイト2020 の感想記事です。 CQRS と GraphQL の話が主な話題でしたが、ディスカッションなどで示唆に富む話を聞けたので、(レポートというよりも)考えたことを書き残しておきます。 発表内容についてはあまり書きませんが、すでに 設計ナイト2020感想 - Qiita と 設計ナイト2020に参加してきました。 | achanBlog という記事があります。 Q&A やディスカッションについても #sekkeinight 付きのツイートを見ると、何が交わされたか把握できると思います。 コンテキスト DDD・CQRS・GraphQL・アーキテクチャの進化戦略などについて深い話(触ってみたレベルでなく実運用等を経たもの)についても興味深かったのですが、サーバー再度にとっての理想的なモデルとフロントエンドの要求が衝突する境界線について考えるきっかけになりました。もしかしてサ
研修中に「マイクロサービス」の解説をしていると,たまに「モノリス分割」に関する質問が出てディスカッションをすることがある.当然ながら万能な分割アプローチはないけど,例えば DDD (Domain-driven design) などのアプローチを選択するなど,選択肢はいろいろある.そして最近「モノリス分割」に役立つアプローチを紹介した martinfowler.com の記事「How to break a Monolith into Microservices」を読んだ. 具体的には以下の「計8種類」のアプローチが紹介されている.原著を翻訳するのではなく,あくまで個人的なメモとしてまとめる.なお,日本語も個人的に載せているため,参考程度にしてもらればと! Warm Up with a Simple and Fairly Decoupled Capability(シンプルかつ分離された機能で準
はじめに こんにちは! 社会人2年目を頑張っております、エンジニアの@b0ntenmaruです。 今年2月までリファクタリング専門チームにてcrowdworks.jpの技術的負債を返却するために奮闘しておりましたが、そこから現在まではユーザーの皆様に安心安全なサービスを提供するためにクラウドワークス 安心安全宣言のための施策を行っています。 リファクタリング専門チームについては以下をご覧ください。 engineer.crowdworks.jp qiita.com 施策による機能開発を行う際に直面した課題 施策では主にフロントエンドの機能追加をすることになったのですが、技術的負債によりスピードを維持しながら開発を続けることは困難な状態でした。 crowdworks.jpを取り巻くフロントエンドの技術スタックはざっくり書くと下記3つに分類できます。それぞれで発生している問題を簡潔にまとめます。
概要 顧客にとって役に立つソフトウェアを開発するには、モデリングが重要だと言われています。モデリングによってソフトウェアの価値が高まると言われています。 モデリングとは一体何でしょうか。 単にUMLでクラス図を描くだけでしょうか。 本記事は、ドメインモデルの考え方についてなるべく容易に理解できるよう、ゲームを題材に解説を試みたものです。 留意 本記事では実在の製品を例に挙げて解説していますが、モデル図等はあくまで筆者の私見、個人的な推測であり、実際の製品開発で考案されたモデルとは異なるであろうことにご留意願います。 また、「ドメインモデル的な見方をすればこのようなモデルとなるのでは」と私個人が解釈した内容であることにもご留意願います。 ドメインモデルとは何か 「モデル」と言っても文脈により様々な解釈がありますが、本記事ではドメイン駆動設計に登場するドメインモデルに従います。ドメインモデルな
自分が気づいてなかった資質を、探して、磨く 劣等感に消耗するより、目的志向で考える オープンソースコミュニティへの参画 ドメイン駆動設計とScalaが「点」となる ドメイン駆動設計との出会いと成果 遅延評価的学習法でScalaを習得 Scalaを使ってDDDを実践するスタイルを確立した 実験的に導入して結果が出れば業務での普及も進む 積み上げてきたScalaとDDDの開発スタイル Scalaコミュニティとともに 新しい挑戦で新しい「点」ができ、そして「線」につながる 「いずれどこかで点がつながって実を結ぶだろう」 過去も未来も思い切って手放し、今の自分に集中する こんにちは、Chatworkでテックリードをしている、かとじゅん(@j5ik2o)です。 今年(2020年)で48歳になりましたが、技術に前向きになったというか、本気を出したのは37歳ごろでした。遅いな……(笑)。まぁ、遅い早いが
こんにちは! 去年の4月に新卒入社してからお酒ばかり飲んでいるエンジニアのd4teです。 4月から11月まではUX改善チームにてお仕事検索画面のフロントエンド開発を担当しておりましたが、11月からはリファクタリングチームにてcrowdworks.jpのリファクタリングをしています。 現在のcrowdworks.jpの状況 過去の記事にもあるように、crowdworks.jpはサービスインから約8年が経過し、30万行を超えるモノリシックなRailsアプリケーションになってきていて、コード行数の増加量やファイル変更数の推移は年々鈍化してきています。 内部には開発生産性を低下させる技術的負債が溜まってきており、技術的な投資がしづらくなってきているという課題があります。 自分が所属しているチームは、外部から見た動作を変えずに内部のコードを整理するリファクタリングで技術的負債を解消し、開発生産性の向
みなさんこんにちは。クラウドワークス採用広報の佐々木です。 全社リモート体制になってもうすぐ1週間。 私は日頃からリモートワークをよく使っているので、さほどいつもと変わらない日常を送っています。 リモートワークに興味はあるけど、実際のところどうなの?と気になっているママさんやリモートワークが気になっている皆さんへ、今回は私の実体験を書いていこうと思います。 (あくまで私の場合です、少しでも発見や新たな視点が見つかれば!) 家族構成 リモートワークする前のお話 娘に寄り添うことを決意、退職へ リモートワークと出会った リモートの仕事履歴 ・テレアポ(約2年) ・採用オペレーション(1年8か月) ・クラウドワークスフルタイム(~現在 リモートワーク開始!生活激変! ・通勤時間がない=朝家事ができる ・お迎えや呼び出しに、30分以内に駆け付けられる ・作業に集中できる!仕事がはかどる ・お昼休み
本記事は ドメイン駆動設計#1 Advent Calendar 2019 19日目の記事です。 こんにちは、レガシーコードを 爆殺 リファクタリングするのが大好きなミノ駆動です。 今回はドメイン駆動設計導入上避けては通れない、大事な大事なお金の話を致します。 「ドメイン駆動設計を導入してみたいんです!」 部下「ドメイン駆動設計を導入してみたいんです!」 上司「それって何?なんのために導入するの?」 部下「…………」 はい、僕にもそんな時代がありました。 何のためにドメイン駆動設計を導入したいのか、簡潔に説明できますでしょうか。 「ドメイン駆動設計」のタイトルにあるように、本書は設計に関する書籍です。 ソフトウェア全体の設計手法や思想に関して言及している書籍です。 まずはソフトウェアの価値とは何か、設計とは何か、それぞれ何かを整理してみます。 ソフトウェアの価値 ソフトウェアが満たすべき要件
この記事は クラウドワークスアドベントカレンダー2019 12日目の記事です。 概要 こんにちは、怒り駆動リファクタリングを生業としている @MinoDriven です。 弊社リファクタリング専門チーム「バグハンター」で現在実施中のリファクタリング設計について紹介致します。 ドメイン駆動設計 を用い、Railsレガシーコードに対しViewとControllerを ActiveRecord非依存 に変更する設計です。 状況 弊社ブログの過去エントリにあるように、弊社サービスcrowdworks.jpはサービスインから8年経過し、 30万行 を超えるモノリシックRailsアプリになっています。 開発生産性が低下してきています 。 生産性低下の課題を解決しようにも、大規模な上に複雑かつ密結合な構造になっており、 マイクロサービスへの移行も、リプレイスも困難な制約 があります。 そこで半年前にリフ
/// <summary>契約金額</summary> public class ContractAmount { public int AmountIncludingTax; public decimal SalesTaxRate; } 当然データの入れ物(以後データクラスと呼称)だけでなく、税込み金額を計算するロジックが必要です。ここであまり設計を考えないと、この手の演算ロジックはデータクラスとは別のクラスに実装されることが多いです。以下のようにControllerに実装されることが多いのではないでしょうか。 /// <summary>契約コントローラー</summary> public class ContractController { private ContractAmount _contractAmount; /// <summary>税込金額を計算する。</summary>
大量のメソッドを保有し、数千、数万行単位にぶくぶく膨れ上がった巨大クラス。別名「神クラス」とも「大きな泥団子」とも呼ばれる、長大で複雑で、様々なクラスと密結合で極めて変更が困難なアイツ。 そんな巨大クラスの退治に有効な、命名に関する考え方を紹介致します。 解決したい課題、狙う効果 数千、数万行単位の巨大クラスの登場を抑止する。 巨大クラスを爆砕し、小さなクラス群に分割する。 クラス結合度を下げ、影響範囲を小さくすることで保守コストや変更コストを下げる。 ダメな例 例えばECサイトの「商品」を考えてみます。 よくありがちなのは、商品をそのまま「商品クラス」と設計してしまうこと。 単純な商品クラスは、往々にして出品、予約、注文、発送など、様々なユースケースのクラスと結合してしまいがちです。 商品クラス自体も、結合したクラスに関連する知識(ロジック)を持ち始め、どんどん巨大化複雑化していきます。
オブジェクト指向プログラミングを学ぶ オブジェクト指向プログラミングという言葉は、広い意味で使われている。 オブジェクト指向プログラミングをキーワードにすべての情報をかき集めて理解するというアプローチは現実には無理。 目に付いた重要そうなところを見繕って集めてみても、たぶん混乱するだけ。 この記事では、オブジェクト指向プログラミングのいろいろなアプローチの中で、 クラスを使って独自の「型」を定義するプログラミングスタイル 関連するデータとロジックをまとめて、小さな入れ物に格納する「カプセル化」を重視するプログラミングスタイル を学ぶための参考図書を紹介したい。 型とカプセル化に重点を置く設計スタイルがわかってくると、それとは異なるスタイル、異なる力点を置くアプローチとの違いが具体的にわかるようになってくる。*1 *2 まずは、オブジェクト指向プログラミングの中で、型・クラス・カプセル化に力
電通で24年間「売れる」コピーを生み出し続けた田中泰延氏(左)を、ネットバズの猛者・pato氏が直撃! 電通のコピーライター、プランナーとして24年勤務した後2016年に退職、現在は「青年失業家」を名乗り、ウェブを中心に活動している田中泰延(ひろのぶ)氏。 世界のエンタメサイト「街角のクリエイティブ」内の連載「田中泰延のエンタメ新党」「ひろのぶ雑記」が累計330万PV を誇るほか、SNSでの含蓄深い発言もしばしば話題となっている。 そんな田中氏が6月、初の著書『読みたいことを、書けばいい。』(ダイヤモンド社)を上梓。文章を書きたい、何かを表現したい人々への金言が詰まった同書はAmazon総合1位、12万部のヒットとなった。 そして、当サイトで『おっさんは二度死ぬ』を連載中のpato氏が田中氏を直撃。 同じくテキストサイト時代から約20年にわたりインターネット上で執筆し、反響を得てきた身とし
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