Opera Softwareは2月4日、新しいJavaScriptエンジン「Carakan」に取り組んでいることを明らかにした。 Carakanは現行版「Futhark」とは異なり、バイトコード命令セットを「スタック」型から固定サイズの「レジスタ」型に変更。レジスタ型では命令がどのレジスタにもアクセスできるため、スタックの先頭の値をコピーする必要がなく、実行する命令数もコピーが必要なデータも少なくて済むという。 またCarakanではネイティブコード生成機能を実装。この機能を使わない場合でも、Presto 2.2(Opera 10α版)のエンジンの約2.5倍高速という結果をベンチマークテストでたたき出している。この機能を使ったテストでは、5~50倍の高速化が見られたとしている。