二ノ宮調教師 エルコンドルパサーなど数々の名馬を育て上げた二ノ宮敬宇調教師(65)=美浦=が、今年の2月いっぱいで勇退することが13日、JRAから発表された。定年まで5年を残しているが、一身上の都合で厩舎を解散することになった。 二ノ宮師は、調教助手などを経て1990年に調教師免許を取得。98年にはエルコンドルパサーでNHKマイルC、ジャパンCを制覇した。翌99年には同馬で長期の海外遠征を敢行し、7月にはフランスのサンクルー大賞で海外G1初制覇を飾った。10月の凱旋門賞では惜しくも2着に敗れたが、世界の頂点にあと一歩まで迫った。 その後もナカヤマフェスタ(宝塚記念)、レインボーダリア(エリザベス女王杯)、ショウナンアデラ(阪神JF)、ディーマジェスティ(皐月賞)などでG1勝利を積み上げただけではなく、05年以降は、昨年まで13年連続で中央競馬の重賞レースを制するなど輝かしい実績を残したが、