1985年生まれ。灘中学校・灘高等学校卒業後、ハーバード大学に進学。数学、物理学を専攻し最優等の成績で卒業。その後、ハーバード大学院物理学科にて博士課程修了。理論物理学者として『サイエンス』誌等に15本以上の論文を発表。現在、楽天執行役員として、ビヘイビアインサイトストラテジー室、データサイエンス部、プロダクトカタログ部、データインテリジェンスマネジメント室を率いる。 いま、多くの企業がビッグデータを利活用し、製品開発やサービス提供の徹底的な効率化を試みている。その時、データの後ろに隠された人間の感情までとらえることができたとしたら、どうだろうか。単なる効率化を超えた先には、新たなビジネスチャンスが眠っているかもしれない。ハーバード大学で数学と物理学を学び、現在、楽天でデータ戦略を担う北川拓也氏は、デジタルの世界で感情価値を生み出すことを目指しているという。その真意を聞いた。(写真/鈴木愛
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