妻と経営するベーカリーカフェで放し飼いにしていた犬が客をかみ、けがをさせたとして、兵庫県警生田署は20日、業務上過失傷害と動物愛護法違反の疑いで、従業員の男(49)=神戸市中央区=を逮捕した。同署によると、男は16日に同じ容疑で逮捕された後に釈放されたが、20日に事件の関係者に接触し、「無事に逮捕されました」などと告げたため、再び逮捕された。 逮捕容疑は今年2月、同区栄町通3のカフェ店内でゴールデンレトリバーを放し飼いにし、40代の女性客の手にかみつかせ、軽傷を負わせた疑い。また5月、動物愛護法で定められた神戸市長の登録を得ずに、店内で犬を展示した疑い。 同署によると、2月の事件当時、店内で編み物をしていた別の客の毛糸玉が床に転がり、毛糸玉をくわえた犬を止めた女性が手をかまれたという。男は、店を経営する妻(42)とともに同じ容疑で16日に逮捕され、妻が容疑を一部否認した一方、男は認めたため