人の「解釈」は、それぞれ異なるもの。同じものを見たり、聞いたりしても、各人が違った印象を抱くわけです。しかも厄介なのは、私たちの解釈の多くが、自分に都合よく曲げられているものだということ。そして自分にとって都合のいい解釈は、「無意識」にできあがっているものでもあります。 しかし無意識は、私たちの言動、感情、コミュニケーションなどに、知らず知らずのうちに大きな影響を及ぼしている──そう指摘するのは、『あなたのチームがうまくいかないのは「無意識」の思いこみのせいです―信頼されるリーダーになるたった1つのこと』(守屋智敬著、大和書房)の著者。これまでに、研修講師として2万人以上のリーダーの育成に携わってきたという人物です。 どんな人も、自分なりに「よかれ」と思って日々行動しています。 しかし、それが裏目に出てしまうことも多々あります。それはなぜでしょうか? この原因が、本書のテーマである「アンコ