【お詫びと訂正】 本記事掲載時点において、記事内「Aさん」について実名にて報じていた点につきまして、配慮に欠けており、お詫びして訂正いたします。 景気回復を受け、派遣社員の不足感が強まっている。だが、派遣の現場では依然として過酷な労働環境を強いられ、派遣社員が泣き寝入りを強いられるケースは後を絶たない。厚生労働省の調べでは、労働者と企業のトラブルを裁判所に持ち込まずに解決する「個別労働紛争解決制度」の2013年度の利用状況では、パワー・ハラスメントにあたる「いじめ・嫌がらせ」が5万9197件と前年度に比べ14.6%も増加している。中でも日本のトップバンク・三菱東京UFJ銀行を舞台とした日立コンサルティング(日立製作所の100%出資子会社、以下日立コンサル)の派遣社員に対する偽装請負問題は、東京地裁への提訴に発展した。 1月27日、報道各社宛てに一枚の文書が送られてきた。発送者はAさん。三菱