神奈川県警は28日、署員らの慰安旅行費用などとして積み立てられていた管理金約154万円を着服したとして、南署生活安全課経済保安係の女性巡査(24)を停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。女性巡査はすでに全額を返還。同日付で依願退職した。県警の調べに「ホストクラブに行くため、皆の金に手を出した」などと説明しているという。 県警監察官室によると、平成28年10月ごろから今年2月ごろまでの間、約10回にわたって、同課員が積み立てた約154万円を着服したとしている。女性巡査は会計事務を1人で担当していた。 着服した金は、東京都新宿区内にある複数のホストクラブの利用代金などに充てていた。多いときには月に10回以上訪れ、クラブ内で警察官の身分を明かしていたという。今年2月に同課課長の男性警部(54)が口座を確認して発覚した。 監察官室はこの男性警部も所属長注意にした。 同室の新田泰宏室長は「誠に遺憾で