顔にアザやまひ、傷の痕などがある人を支援してきた男性が11年ぶりに、愛知県豊橋市を拠点に活動を再開させた。顔の右側に大きな赤アザ(単純性血管腫)がある石井政之さん(53)だ。かつてNPO法人「ユニークフェイス」をつくり、容姿差別を世の中に問うた先駆者だ。 「就職活動が不安。顔について聞かれたらと思うと……」。10月下旬、豊橋市。顔にまひがある愛知県内の大学3年生の女性(20)からの相談に石井さんは耳を傾けた。「しどろもどろになっちゃいけない。想定問答をつくり、はきはきと答えよう。印象は違うよ」とアドバイスした。 石井さんが、この問題に取り組むようになったのは、容姿で差別を受けた自らの半生を記した著書「顔面漂流記」を1999年に出版したのがきっかけだ。同じような体験の持ち主らから、段ボール2箱分の手紙が届いた。いじめを受けて自殺した子の親からも。「顔の差別で人は死ぬ。本気で取り組もうと思った
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