世界では地球温暖化対策として、温室効果ガスを削減する動きが高まっている。排出される二酸化炭素と吸収される二酸化炭素を同じ量にするカーボンニュートラルな社会を目指す取り組みも数多く行われている。 そんな中、アメリカ・ニューヨークの企業が植物の光合成からヒントを得て、空気中の二酸化炭素と水からお酒を作った。言わば空気から誕生するお酒なのだという。 植物の光合成をヒントに開発された空気のお酒 ニューヨークに拠点を置くスタートアップ・Air Co.によるこのウォッカの原料は水と二酸化炭素のみだ。 共同設立者の1人、スタッフォード・シーハン氏は、Air Co.ウォッカは植物の光合成がヒントになったと話す。 植物は水分を吸い上げ、日光をエネルギーとして利用して糖や炭水化物を作り出す。その過程で排出されるのは酸素だけだ。これと同じことをウォッカでもやったのである。 この画像を大きなサイズで見るimage