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ブックマーク / lightnovel.jp (5)

  • 少女小説の100年史、ライトノベルとの関係

    ライトノベルに少女小説は含まれないのか?」という議論を見かけたのですが、ここでいう「少女小説」がちょっと気になりました。 「少女小説」は、"少女向けの小説"と理解されていると思うのですが、"少女向けの小説"は2000年代ぐらいから「少女向けライトノベル」と呼称されることが多く、若い読者には「少女小説」という呼称が通用しないなんて話も耳にします。「少女小説」を今風に「少女向けライトノベル」と言い換えると「ライトノベルに少女向けライトノベルは含まれないのか?」という話になってしまって命題として成立しません。 まあ、「少女小説」という呼称が用いられたのは主に戦前と1980年代〜1990年代なので、ここでいう「少女小説」はその1980年代〜1990年代のイメージ、つまり、氷室冴子や久美沙織が活躍した時代のコバルト文庫や花井愛子や折原みとに代表されるティーンズハートのイメージだと思うのですが、10

    少女小説の100年史、ライトノベルとの関係
    miruna
    miruna 2024/06/24
    涼宮ハルヒとか高坂桐乃みたいなにエンパワーされた女子めちゃくちゃ多いと思うんですけどTwitter上のはてサみたいなフェミニストからはただのツンデレの変奏とか言われて私がブチキレるわけですよ
  • ライトノベル評論について纏めてみた

    ライトノベル評論について、主だった書籍などを年代順にまとめてみました。 2004年8月に出版された『ライトノベル完全読』がライトノベル評論のはじまりと言われてますが、遡ると2001年頃から「ライトノベル」という呼び方が広まりだし(「ライトノベル」という言葉自体は1990年に誕生)、2003年頃にはネットを中心に盛り上がるようになり、2004年になると読売、朝日、日経などの全国紙で取り上げられ、そして、2004年の夏から冬にかけて次々と関連が出た、という流れですね。 「ヤングアダルト」からの看板の書き換えではあるんですが、「ライトノベル」という聞きなれない小説群が、新しい最先端の文学としてもてはやされたのが、この00年代初めのムーブメントでした。 もともとライトノベルに強かったのは「SFマガジン」、そして、三村美衣や大森望といったSF系の書評家だったので、初期のライトノベル評論が「SF

    ライトノベル評論について纏めてみた
    miruna
    miruna 2021/05/22
    そりゃ必要とか言ってる奴はロクにライトノベルなんか読んでもいないエロゲかじっただけのサブカルクソ野郎だけだからね。ライトノベルのジャンルプロパー読者は批評をしていない。
  • ライトノベルの仲間たち。ヤングアダルト、ジュブナイルなど - 好きなら、言っちゃえ!! 告白しちゃえ!!

    ライトノベル」「ヤングアダルト」「ジュブナイル」など、辞書的には少年少女・若者向けの小説という意味ながら、少しづつニュアンスの異なるのジャンルをまとめて整理してみました。 児童文学と一般文芸の間に位置する、少年少女・若者向けの小説は、日では1960~1970年代に登場したといわれています。その後、読者層を微妙に変えながら、呼び方が移り変わり、 ジュブナイル → ヤングアダルト → ライトノベル → ライト文芸 と変遷してきました。また、「ジュブナイル」「ヤングアダルト」は教育的に配慮された児童文学の一部とみなされることが多いですが、「ライトノベル」「ライト文芸」は娯楽目的のエンターテイメント小説と見なされています。 若者向けのエンターテイメント小説です。最近の日の出版社は、若者向け=ゲーム漫画を楽しんでる世代向け、という意味で使っているところが多いので、むしろオタク向けという

    ライトノベルの仲間たち。ヤングアダルト、ジュブナイルなど - 好きなら、言っちゃえ!! 告白しちゃえ!!
    miruna
    miruna 2018/09/23
    “「ヤングアダルトは健全、ライトノベルは不健全」と覚えておけば問題ありません。”はー?橋本治のハイスクール八犬伝の角で殴るぞボケナス
  • ライトノベルの起源とその後の流れ(2015年版)

    1980年後半、RPG文化ライトノベルを席巻していきます。『ロードス島戦記』と『スレイヤーズ』の登場です。それまではエロスとバイオレンスといわれていたライトノベルが、いっきに異世界ファンタジーばかりになるわけ。 当時、アニメブームが終了して空白となっていたオタクコンテンツの領域を狙って、まだ目新しかったテーブルトークRPGやコンピュータRPGを猛プッシュして、角川や富士見がブームを作り上げていったという感じです。それまでのソノラマ文庫やコバルト文庫が、文庫の方向性を確立するのに創刊から数年かけていたのに対して、特に、富士見ファンタジア文庫は、はじめからオタク向けファンタジーを狙い撃ちですからね。 『スレイヤーズ!』の売り上げのピークが1996年、異世界ファンタジーのもうひとつの代表作『魔術士オーフェン』のアニメ化が1999年なので、少なくとも1990年代後半まではライトノベル=異世界フ

    ライトノベルの起源とその後の流れ(2015年版)
    miruna
    miruna 2015/03/02
  • 『ライトノベルから見た少年/少女小説史 /大橋崇行』感想

    「無知な大森望や大塚英志、早見裕司の代わりに、正しいライトノベルの起源について教えてやんよ」というのが、このの趣旨なのだけど、えっと、まるでライトノベルの起源が明治初期や江戸時代にあるような言いようは、どういう冗談だ(笑)。いや、文献による事実の積み重ねは悪くないのだけど、そこから導かれる作者の主張がどうにも捻じ曲がっている。作者の大橋崇行は、「ライトノベルの起源は1970年代ではなく、もっと昔にまで遡れる」と主張するのだけど、丁寧に積み重ねられた資料は、1950年代までの特に少年小説は1970年以降のそれとは明らかな断絶があることを示していて、また、文化的背景にも差異が認められるようにしか読み取れないんだよなー。纏められた資料を普通に読めば、「明治期からの少年小説漫画に影響を与えながらも衰退。その後、漫画やアニメの影響を受けたライトノベルが1970年代に生まれた」という結論にしかなら

    『ライトノベルから見た少年/少女小説史 /大橋崇行』感想
    miruna
    miruna 2015/02/28
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