人生には色んな節目があります。私も色々と実感してきたことは多いのですが、その中でも一際大きかったのは12年前のことです。 自分に子供が授かって一番意外だったのは、自分がこんなに子供が好きだったのかということです。会社の同僚や古くからの友人たちがさかんにちゃかしてくれましたが、もう本当に年がら年中鼻の下を伸ばしてた感じです。本当に蝶よ花よという感じで、お姫様として大切にしていました。もっとも最近ではめっきり単なる不思議ちゃんですが(笑)。 そんな娘もこの春から中学生になりました。吹奏楽部に入るという、親からすると意外な展開もあって成長を感じずにはいられません。一方で、この12年の間に自分自身は一体どれくらい成長したのだろうかと思うと、忸怩たる気分を拭いきれません。 子供を授かって子育ての大変さを知ったとき、父親に対して単なる自分の親というのではなく「自分と同じ父親という役目を果たしてきた人生