旅行記続いています。 前回はロングアイランド、ブルックリンでの思い出を書いたんですが、そのブルックリンのブルーボトルコーヒーでぼ〜っとコーヒーを飲んでいたとき、ふと「“灰の谷”ってどこにあるんだろう?」と思ったんです。 “灰の谷”とは、スコット・フィッツジェラルドの『グレート・ギャツビー』で、ロングアイランドからマンハッタンに行く途中にギャツビーたちが通る、廃棄物の捨て場のことです。マンハッタンから出たごみを処理する不毛の土地で、なぜかそこに「神の目」が存在するという謎の設定もあり、物語のなかでもとても重要な役割を持っています。 退屈は人を殺す『グレート・ギャツビー』と『ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック』 - チェコ好きの日記 フィッツジェラルドは「モデルがないと書けない」というタイプの小説家で、この“灰の谷”にも当然モデルがあり、それが「コロナ・ダンプ」と呼ばれていた場所であるー