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ブックマーク / kmiura.hateblo.jp (8)

  • 年金制度の男女差別について - kom’s log

    某所にある社会保険局にいって彼女の死亡届をした。国民年金をマジメに払っていた人だったので、どのぐらい還付されるのかな、と思っていたのだが、300万円これまで払っていて、遺族に支払われるのは死亡一時金なる12万円である。のこりの288万円はそのまま国のもの。ろくなものではない。あまりに腹がたったので、「詐欺ですね、これ」といったら係の人が絶句してもうすこしエライ人がでてきた。生命保険だって元は補償されますよね、普通、といったら「国がみんなでやっている制度なので、ご理解ください」とのこと。国がみんなで、という言葉に”國體”というおどろおどろしい旧字があたまをかすめた。文句をいうならば、選挙で、とまでいわれた。まあ、そうだろう。 もし私が死んだ場合には、遺族年金なるお金がでて、毎年70万円だかがに支払われるそうである。しかし、私が生きていてが死んだ場合には死亡一時金12万円のみ。男だからど

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    misscast 2009/06/30
  • 男の育児参加 - kom’s log

    引用。 ええと…何が言いたいのかというと。 「男性の育児参加を!」 と言いながら、子供とか赤ちゃん関連の施設やサービスが、母性だだ漏れすぎて、男性が敬遠するのでは?と思う。 もちろん子供が喜ぶようなおもちゃとか、歌とかは必要ですが、あまりにもオンナオンナしすぎていると、男性は困ってしまうでしょう。育児休暇を取っている男性がいたら、かわいそうだなあと想像してしまった。クマとかヒヨコとかで、意図的に男性を除外してはいないのか。 女しかいないからって、ケープもせずにおっぱい出してちゃ、男の人が来られないでしょう、一生。 母性だだ漏れの「子育て支援センター」 http://d.hatena.ne.jp/kobeni_08/20090427/1240814235 これに次のようなコメントをしたのだが 「母性全開で育ててまーす。男でもやればできる。でもおっぱい出しまくりの会(ベビーマッサージの会がある

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    misscast 2009/05/12
  • 葬式について - kom’s log

    一人の人間が死んだことを確認するためには儀式的な社会行為が必要であると知ったのはたぶんとても若い山仲間の友人が死んだときである。雪崩の中で窒息死した後輩の葬式。それまでは、葬式、あー、キッチュ、だった。確かに。くだらねえ、葬式。おれはあいつのために川にに飛び込む、葬式なんてしゃらくせえ。葬式がキッチュ、というのは実にあたりまえ、というか理の当然である。でもやらなきゃいけない。それが私が後輩の死から学んだことだった。Condolence。何度もいわれた。彼女のことを知らない人にも。でもそれでいいんだと思う。それは社会的合意なのである。一人の人間が死ぬ、というのは個人が死ぬのではなく社会のなかに穴がぽこっと開くことである。死はその当事者には確認できない。したがって死はどうしても社会的にならざるを得ない。 極端なことをいえば葬式によって擬似的に我々はその人を社会的に殺すのである。そのために葬式が

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    misscast 2009/04/10
  • 彼女が死んだ。 - kom’s log

    一ヶ月の間一緒に住んだ。二ヶ月の間、病院で過ごした。短い結婚生活が終わった。 脳幹の梗塞、ということで一度医師団に見放された後に奇跡的に復活したという話はここに書いた。その後の脳の機能回復は私からみるかぎりかなり目覚しく、瞬きを使ってどの曲を聴きたいか、などのコミュニケーションを交わすことができるようになるまで回復した。一方で脳ではなく体の予後が思わしくなかった。初期の激烈な血圧上昇剤投与を停止したことによる副作用と思われる虚血による後発性肝内胆道炎を起こし、おそらくそのことが原因となった肝膿瘍が発症からちょうど2ヵ月後に発見された。細菌の感染も軽微ではあるが、抗生物質で完全に排除することができなかった。脳、肝臓、感染の三つ巴のなかで、治療方針は難航を極め、集中治療室を出ることができずに時間ばかりが過ぎた。この間に私はリハビリについて調べ、特にリハビリの専門家であるバーバラ・ウィルソンの著

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    misscast 2009/04/07
    合掌
  • 合成音声 - kom’s log

    大学の脳神経外科緊急外来の病室に日参し、夜は赤ん坊の世話をしている。”最小意識状態”の彼女は臓器にさまざまな問題が発生し、なかなかリハビリ病院にうつることができないでいる。日中は彼女の健康保険会社が払ってくれるお金で来ているお手伝いさんが掃除洗濯、赤ん坊の面倒をみてくれている。週末にはしばしばパリにすむ姉が助けにくる。夜はバーゼルの友人仕事をうちゃって頻繁に泊まりに来てくれている。交代でミルクをやる。夕飯は友人一同が交代で運んでくる。さまざまな国の家庭料理べているが、特にトルコ料理の奥深さに目を見張っている。赤ん坊の散歩や世話も交代制。日語、英語ドイツ語、フランス語、スペイン語、トルコ語、イタリア語、ルーマニア語、ハンガリー語であやされるこの赤ん坊はいったいどんな大人になるのだろうな、と思う。赤ん坊でも男、だからかどうやらやはり若い女が好きである。さまざまな国の美女におちんちんを

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    misscast 2009/03/12
  • The Formula of the End In Itself - kom’s log

    めずらしく雪の積もった街を急ぎ足で歩く。 彼女と7年間一緒に暮らし、寝ていたネコが死んだときいたのは、どうしょうもなく忙殺されていたそのさなかだった。私も好きな黒くて、足の先が下を履いたように白い小さなネコだった。すこしだけ忙しくなくなった今、いつネコが死んだのかが気になってあらためて電話をかけてみた。2月5日だった。彼女が脳死で死ぬはずだった日だ。愕然とした。そんなこともあるのだな、と思った。ちょうど彼女が脳神経外科のICUに担ぎ込まれた1月下旬、350キロ遠方に暮らすネコは、彼女が昨年12月半ばの引越しの際に忘れていったにおしっこをしたそうである。通常そんな行儀の悪いことをするネコではないのだが、その直後にネコは倒れ昏睡状態になった。2月5日に息を引き取った。 彼女はほぼ植物状態に近い状態になる。二日前におこなわれた10日ぶりのCTスキャンで驚くべきことが明らかになった。CT,MR

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    misscast 2009/02/18
  • 近況 - kom’s log

    彼女の説得工作に見事に負けて私は11月下旬に結婚し、12月中旬にその彼女は私の家にやってきた。一緒に暮らすのも楽しいなあ、と思い始めた1月下旬に子供が産まれ、その5日後にくも膜下出血で産院から神経外科に緊急入院した。2週間後の今、5日前に確実に脳死しますと宣告された彼女は(ドイツの医師はこのあたり容赦ない断言をする)酷なる状況を見事にギリギリでサバイブした。脳幹の大規模な梗塞で意識を取り戻す見込みはない、という程度の所見にまでに回復した。 うれしい。彼女が存在していること。 負け戦をボロボロになって闘ったのは彼女である。でも私は彼女を救ったような気さえしている。幾度にも渡る過酷な決断に直面して飯を忘れたせいか、指がやせ細って手を洗っただけで彼女が私に押し付けた結婚指輪がずり落ちるようになってしまった。そもそもこんな拘束具みないなものしたくないなあ、と思っていた。別にしなくていいのだろうけれ

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    misscast 2009/02/13
    すごいな!よかったな!なんとかなるかな!
  • 近況 - kom’s log

    私の子供を産んだ人は今危篤にある。クモ膜下出血発症後、なんどか軽微な血管れん縮(vaso spasms)を起こしたが、11日目にして右脳全体にわたるれん縮が起こり、大きな浮腫もみられる。脳圧が高まって薬学的な対応が不可能になったので、減圧開頭法なる過激な手術を三日前におこなった。理屈は単純で、該当脳半球の頭蓋骨を除き、圧力を物理的に開放させる、という方法である。一時的にこれは小康状態をもたらしたが、1日後にふたたび膨張がはじまった。発病直後より継続してきた血圧を上昇させて脳に酸素を行き渡らせる処置ももはや無駄ではないか、と思われるほどに左脳、脳幹が圧迫され、瞳孔反射も左右で異なるようになっており、脳ヘルニアが始まっている兆候とのことだ。家族を呼んでください、と医者に告げられた。ドイツの脳死と死亡判定の関係についてよくしらなかったのだが、脳死は即そのまま死亡ということになるらしい。医者がその

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    misscast 2009/02/06
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