葬式について - kom’s log

一人の人間が死んだことを確認するためには儀式的な社会行為が必要であると知ったのはたぶんとても若い山仲間の友人が死んだときである。雪崩の中で窒息死した後輩の葬式。それまでは、葬式、あー、キッチュ、だった。確かに。くだらねえ、葬式。おれはあいつのために川にに飛び込む、葬式なんてしゃらくせえ。葬式がキッチュ、というのは実にあたりまえ、というか理の当然である。でもやらなきゃいけない。それが私が後輩の死から学んだことだった。Condolence。何度もいわれた。彼女のことを知らない人にも。でもそれでいいんだと思う。それは社会的合意なのである。一人の人間が死ぬ、というのは個人が死ぬのではなく社会のなかに穴がぽこっと開くことである。死はその当事者には確認できない。したがって死はどうしても社会的にならざるを得ない。 極端なことをいえば葬式によって擬似的に我々はその人を社会的に殺すのである。そのために葬式が

[arittake]

"一人の人間が死ぬ、というのは個人が死ぬのではなく社会のなかに穴がぽこっと開くことである。死はその当事者には確認できない。したがって死はどうしても社会的にならざるを得ない。"

[kiyokoichi]

"葬式によって擬似的に我々はその人を社会的に殺すのである"

[h_i]

"一人の人間が死ぬ、というのは個人が死ぬのではなく社会のなかに穴がぽこっと開くことである"

[arakik10]

こころより、お悔やみ申し上げます。

[Nean]

改めて合掌。

[mobanama]

"一人の人間が死ぬ、というのは個人が死ぬのではなく社会のなかに穴がぽこっと開くことである。死はその当事者には確認できない。したがって死はどうしても社会的にならざるを得ない"

[kkbt2]

儀式的なものについて。必要か？とか、無駄じゃん？という意見は当然あるけど、それがある意味もあるということか。必要ってなんだろう。

[kosui]

一人の人間が死ぬ、というのは個人が死ぬのではなく社会のなかに穴がぽこっと開くことである。

[mangakoji]

あたりまえの話だけど、人は死んだらモノだ。何をしようが死者はどうとも感じない。葬式は生きてる人たちのためにある。「ああ、自分も死んだらこうしてもらえるのか」と思うために

[goo]

｢それで彼女はうかばれる｣染み入る言葉。