言語処理学会ではChatGPTに代表される生成型大規模言語モデルについて自然言語処理の専門家の立場から情報発信しています。 緊急パネル:ChatGPTで自然言語処理は終わるのか?(言語処理学会理事会主催)2023年3月14日 沖縄コンベンションセンター また、下に掲載する言語処理の専門家の役割と責任に言及する会長メッセージを会誌『自然言語処理 Vol.30, No.2(6月15日発行)』の巻頭言として発信する予定です。 ChatGPTの出現は自然言語処理の専門家に何を問いかけているか 乾健太郎(東北大学/理化学研究所) 大規模言語モデルの発展によって自然言語処理(NLP)の方法論はもとより,NLPを取り巻く環境も大きく様変わりした.中でもOpenAIから発表された大規模言語モデルChatGPTはNLPの応用を飛躍的に拡げ,月間アクティブユーザ数がわずか2ヶ月で1億を超えるなど,世界中で驚異