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ブックマーク / kaigosos.com (17)

  • 常にフルボッコにされるのが介護職員

    介護業界において、介護職員の社会的地位や立場はまだまだ低いのが現状です。 恒久的な介護職員の人材不足によって、現場の声を拾い上げたり職員を大切にする事業所も増えてきましたが、やはりまだまだ表面的な部分しか変化がなく、実情としては「介護職員は常にフルボッコにされている」と言っても過言ではありません。 今回は「介護職員が常にフルボッコ状態である実情」について記事を書きたいと思います。 フルボッコの実情 最近は有給取得がしやすくなったり、処遇改善手当などによって多少の給料の改善もあり、表面上は介護職員の処遇や職場環境も改善しているように思われますが、実情としては「まだまだ人間サンドバッグにされている」と感じることが多々あります。 実情①「利用者から暴力を受けても労災」 利用者から暴力を受けることが多々あるのが介護現場になります。 今までなら、そんな状況でも「暴力に耐えるのが介護職員」「介護職員の

    常にフルボッコにされるのが介護職員
  • デイサービスの利用者とドライバーのいけない関係(2)

    前回からの続きになります。 デイサービスの利用者とドライバーのいけない関係(1) 今回は、介護現場を舞台にした物語を書きたいと思います。 小説などというものではありませんが、これは介護現場であり得そう...kaigosos.com2019-02-01 19:56 6.行政も調査に乗り出す 一度のみならず二度までも、同じような不祥事が平然と行われると、問題はどんどん深刻化していきます。 利用者AとドライバーBだけの問題ではなく、Bさんを雇っているいるデイサービスはもちろん、法人内全体の問題となります。 Aさんの家族や担当居宅ケアマネも対応に苦慮することになります。 多くの人達に迷惑が掛かってしまうのです。 もっと早々にドライバーBに適切な懲戒処分を下しておけば、ここまで問題が大きくならなかったのかもしれませんが、それをしなかった事業所の判断も甘かったと言えるでしょう。 担当居宅ケアマネとして

    デイサービスの利用者とドライバーのいけない関係(2)
  • これはあかんやつ「入所女性の預金窃盗で介護福祉士が逮捕」

    新しい介護事件が報道されました。 老人ホームの31歳の男性職員(介護福祉士)が入所女性の預金口座からおよそ125万円を不正に引き出したほか、その女性が自室で窒息死していたことの関連性を警察が捜査した結果、殺人事件と断定した、というニュースになります。 ニュース概要 入所女性の預金窃盗で職員逮捕 女性はその後死亡 神奈川・横須賀市で、老人ホームの職員が、施設の高齢女性の口座から現金を引き出して、盗んだ疑いで逮捕された。 窃盗の疑いで24日に逮捕されたのは、横須賀市内の老人ホームの介護福祉士・田村真樹容疑者(31)。 田村容疑者は1月5日、この老人ホームに入る80代の女性のキャッシュカードを使用し、現金15万円を引き出して、盗んだ疑いが持たれている。 警察によると、これまでにあわせて9回、およそ125万円を不正に引き出していたということで、この女性は24日午前、自室で死亡しているのが見つかって

    これはあかんやつ「入所女性の預金窃盗で介護福祉士が逮捕」
  • 「緊急ショートステイなんて金輪際やめてしまえばいい」と思う理由②

    以前、「緊急ショートステイをやめてしまえばいいと思う理由」について記事を書きました。 「緊急ショートステイなんて金輪際やめてしまえばいい」と思う理由① 頻度はそれほど多くはないのですが(半年に1回あるかないか)、ショートステイに勤務していると戦々恐々としてしまうのが「緊急ショ...kaigosos.com2019-01-09 22:55 今回はその続編として記事を書きたいと思います。 前回の記事では、緊急ショートステイは「それほど頻度は多くない」と書きましたが、謹んで訂正したいと思います。 前回の緊急入所から2週間も経たぬ間に、また緊急ショートとして入所する案件が飛び込んできました。 受け入れ実績を作るとどんどん舞い込む 緊急ショートの頻度は、その地域に住む住民の年齢層や特性や各家庭の事情により左右されるので一概には言えませんが、基的にはそんなに頻度は多くないもののはずです。 緊急ショー

    「緊急ショートステイなんて金輪際やめてしまえばいい」と思う理由②
  • ムービーで「社会福祉の魅力」を刷り込む広報戦略が開始

    福祉業界が新たな広報戦略を開始しました。 「新たな」と言っても方向性自体は全く新しくなく「社会福祉になじみのなかった人達に対してポジティブイメージを発信し理解と共感を得ていこう」というものです。 では何が「新しい」のかと言えば ・動画(ムービー)やブログで発信 ・若手女性タレントモデルを起用 ・現場職員らがライターとなる ・それらをSNS上で拡散されることを期待 という「若者に向けた内容」になっている点です。 実は私の事業所でもムービーを撮影するらしく、施設の月間予定表にも「ロケ候補日」「ロケ予備日」「ロケ番」などと今まで見たことのない文字が並んでいました。 介護従事者からの印象 介護福祉士として介護現場に従事している私の印象をお伝えしようと思います。 印象①「ポジティブイメージは上っ面」 社会福祉の仕事は自分も含め誰が聞いても「素晴らしい仕事」「やりがいのある仕事」です。 そもそも、人

    ムービーで「社会福祉の魅力」を刷り込む広報戦略が開始
  • 冬でも暑くて汗をかく介護職員

    今日は今年初めて雪がチラついた日でした。 年末には「大寒波」が到来するとも言われています。 そんな中、季節はずれな話になりますが、介護現場は暑いのです。 「寒い寒い」と言われる季節ですが、介護職員として働いていると「半袖でも大丈夫」と言っても過言ではありません(実際、入浴介助は冬でも半袖で行います)。 認知症の利用者で、「暑さ」や「寒さ」がわからなくなってしまった人もいますが、「それとは全く違うものの、状況だけ見れば大差がない状態」なのです。 暖房が入っている 冬なのですから、当然施設内にはエアコンの暖房を入れています。 基的に暖房を21度設定にしていますが、外気温の冷え込み状態によってそれでも室温が21度を保てない場合があるので「室温が21度」になるように調整しています(浴室や脱衣所はまた別な室温調整ですが)。 室温21度というのが暑すぎず、寒すぎず「丁度いい温度設定」になります。 但

    冬でも暑くて汗をかく介護職員
  • 【介護職を辞めるかもしれない話(2)】正式にケアマネとして働きます

    しかし、兼務の場合は新加算の取得対象になるのでしょうか。 対象になるにしても、「兼務なので半分」とかになってしまうのでしょうか。 その辺もまだまだ未知数ですね。 今回、施設ケアマネと介護職を兼務するので、私は今まで通り(少し回数が減るかもしれませんが)介護職として夜勤にも入ります。 日中は現場にも入ります。 今とやっていることも収入も殆ど変わりませんが、一応「正式な施設ケアマネのポストを貰った」ということになります。 兼務が「表舞台」かどうかは微妙ですが、「施設ケアマネを名乗ることが出来る」という点は自分の中で少しばかり霧が晴れた気がしました。 いつから? 気になるのが「いつから施設ケアマネと介護職の兼務になるのか」ということです。 経営者の返答は、 「もっと早く言ってあげられたら良かったんだけど、明後日の12月1日から」 ということでした。 なるほど、いつも通り急な展開です。 最後に気に

    【介護職を辞めるかもしれない話(2)】正式にケアマネとして働きます
  • 【介護職を辞めるかもしれない話(1)】ケアマネ資格を取ったからにはケアマネになりたいでしょ

    しかしその打診も主に「収入面」の理由でお断りしてきました。 だからと言って「今の裏舞台のままでいい」とも思っていませんし、現状の社畜状態がモヤモヤしているのも事実です。 そういう自分のモヤモヤや将来性について上司相談したり、より良い道やポジションを模索してきましたが「そういうのは全くもって無駄」だということがわかりました。 そもそも、上司には人事権限がありませんし、介護課長に至っては 「自分としては、山嵐が介護職を離れるのは反対だ」 「これ以上介護職員が減ったら現場が回らない」 と言う始末で、相談にさえなりませんでした。 介護職の上長という立場上、介護現場のことを第一に考えるのはわかりますが、「ただただそれだけ」でしかありません。 ですから、もう相談をするのをやめたのですが、では、私としてはどうすればいいのか、ということになります。 転職もひとつの方法でしょうが、結局は慣れない環境に飛び

    【介護職を辞めるかもしれない話(1)】ケアマネ資格を取ったからにはケアマネになりたいでしょ
  • 「それは言っちゃダメだってば!」個人情報保護法と守秘義務と錆びた介護福祉士

    ショートステイに勤務していると特に気を遣うのが「個人情報の取り扱いや守秘義務」です(もちろん他の事業所形態でもそうでしょうが、私の場合です)。 勤務外や家庭や飲み会の席で利用者のことを赤裸々に喋ってしまうと「個人情報保護違反」「守秘義務違反」ということになりかねません。 「個人情報の保護に関する法律」と「社会福祉士及び介護福祉士法」という法律によって「みだり(濫り)に利用者(人)の同意が無いまま第三者に話すことはもちろん、文書にして伝えるなどの行為は禁じられています。 両方とも罰則があり、最悪の場合は懲役刑や罰金刑が待っています。 ですから、そういうことはご法度として避けなければならないのですが、ショートステイなどの居宅(在宅)系の介護サービスの場合、勤務内でもそういうリスクが大きいと言えます。 何故、居宅系はリスクが大きいのか 特養や老健などの施設系の介護サービスよりショートステイやデ

    「それは言っちゃダメだってば!」個人情報保護法と守秘義務と錆びた介護福祉士
  • 「介護は単純労働ではない」介護福祉士会がひっそりと苦言

    一部のメディアで「介護は単純労働」という扱いで報道されたことがありました。 この報道がされたのは、2018年6月15日に閣議決定した「骨太方針(PDF)」についての報道の中で「介護、農業、宿泊、建設、造船」の5つを挙げて「単純労働」という言われ方をしたのがきっかけです。 ちなみに、骨太方針と介護の関係は、簡単に言うと「介護が新たな在留資格の対象となる」ということで、つまりは「外国人介護士」のことです。 世間一般の人は、この報道に違和感や不快感を感じなかったかもしれませんが、介護業界にいる人にとっては「単純労働」という言葉に引っ掛かってしまった人も多いのではないでしょうか。

    「介護は単純労働ではない」介護福祉士会がひっそりと苦言
  • 【新手のパワハラ?】どう処理したらいいのかわからない書類が置いてあった話(下)

    進展があったり、特筆するような出来事があればすぐに続編を書こうと思って待機していたのですが、あれから既に3か月が過ぎ、4か月をも過ぎようとしているので、「後編に続く」と書いた手前、そろそろ記事を更新することにしました。 (最初に書類を作成したのは4月なので、その時点から数えると6ヶ月以上経過) 結局「何も無かった」 前回の記事に書いたように、私がリスクマネジメント委員会に提出した書類が約3か月経過後に謎の赤ペンチェックをされてユニットに戻ってきた出来事の結果ですが、早い話そんな書類を無視してほっといても「何も起きなかった」というのが結論になります。 再提出を迫られたり、誰かから何かを言われることもありませんでした。 それがどういうことかと言うと 「再提出をしなくてもいい書類を再提出しなければならないかのような体裁で返却されてきた」 ということになります。 但し「自己判断」は危険 私は結局そ

    【新手のパワハラ?】どう処理したらいいのかわからない書類が置いてあった話(下)
  • 【淡路島観光②】洲本温泉「海月館」に宿泊した口コミ(レビュー)

    Googleマップ」 淡路島の東側の海岸線に位置する温泉旅館です。 位置的に明らかに海沿いですね。 これは色々期待ができます。 無料駐車場完備です。 モニタープランでお得に宿泊 海月館の中で恐らく一番良いと思われる展望露天風呂付きの客室「天海別亭」に宿泊しました。 通常料金よりもお得な料金で泊まれる「モニタープラン」で予約しました。 値段設定で言えば、通常一人27000円くらいの料金がモニタープラン価格で一人19000円くらいで宿泊できました。 モニタープランのお陰で、格安料金で良いお部屋に宿泊できたのですが、このプランのお約束事として「宿泊後に必ずクチコミを投稿する」という条件があります。 そういう条件なのですから、もちろん私も某サイトで口コミを投稿しています。 数行でもいいのですが、一応こうして毎日のようにブログを書いているブロガーの端くれなので、沢山書きました。 ポチっと投稿ボタン

    【淡路島観光②】洲本温泉「海月館」に宿泊した口コミ(レビュー)
  • 【淡路島観光①】イングランドの丘に行ってきた口コミ(レビュー)

    などがあります。 季節によって開催時間と内容が変更になったり、定員に達し次第終了する場合もあるようですので、事前にお問い合わせください。 「真珠出し体験」や「ひろ兄の「随筆」」という、もの作り体験もあるようですが、これまたシュールです。 【収穫体験】 敷地内の農園で収穫体験をすることができます。 ・いちご ・トマト ・大根 ・白菜 ・サニーレタス ・ほうれん草 ・キャベツ ・にんじん ・玉ねぎ ・サツマイモ などが収穫できます。 季節や天候で収穫できるものが変わりますので、事前に「収穫体験スケジュール」をご確認下さい。 【遊びの広場】 小さな遊園地もあります。 小さなお子様でしたら十分遊べて満足できる規模です。 「乗馬体験」もできます。 「大人は遊べないのか」と思うかもしれませんが、池でアヒルのボートを足で漕いだり(モーター付きもあり)、ストラックアウトに挑戦したり、ゴーカートに乗ったり、

    【淡路島観光①】イングランドの丘に行ってきた口コミ(レビュー)
  • デイサービスの新人介護職員は「おい」「ちょっと」と呼ばれている

    うちの法人のデイサービスにまた新人の男性介護職員が入職してきました。 新人が入ってくるとデイサービスばかりに配属されるので、デイの人員は潤っています。 デイを希望しているのかは定かではないのですが、やはり、皆、夜勤を避けたいという雰囲気は伝わってきます。 デイサービスは基的に日帰りの介護サービスなので夜勤がありません。 但し、夜勤が無いことで、介護職員の給料も著しく低くなります。 無資格・未経験ならば恐らく手取りで13万円前後ではないでしょうか。 一人暮らしだったり、一家の大黒柱となるための収入としてはちょっと心もとない金額になります。 デイでの手取り収入に絶望して辞めていった人も何人も見てきました。 凄く真面目な新人 一緒に仕事をしているわけではないので、詳細はわかりませんが、珍しく自ら私に(頼んでもないのに)自己紹介と挨拶をしてくれました。 「珍しく」と書いたのは、最近何人かデイや特

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  • 介護職員が利用者から受けている暴力から目を背けるな

    介護職員が入所者や利用者に対して暴言や暴力を行えば、すぐに虐待認定され、ニュース等で報道されたりします。 「介護職員だから」ということではなく、「人間として」暴言や暴力を振るうことは絶対に許してはいけないのです。 しかし、その「人間として」という大前提さえ覆してしまう治外法権でカオスな世界が介護業界にはあります。 それが「利用者(入所者)→職員」という構図の暴言や暴力なのです。 そして、唯一無二の介護業界の特殊性と劣悪さを象徴するのが「利用者からの暴言・暴力を容認し、被害から目を背ける」という人権侵害行為になります。 世間一般でもどの業界でもあり得ない治外法権な業界となっています。 「認知症だから」暴力も許される? 「認知症は病気なんだから」 「やりたくてやっているんじゃないはずだ」 「もっと利用者の気持ちに寄り添えられればこんなことにならなかったはずだ」 介護職員が利用者から暴力を受けた

    介護職員が利用者から受けている暴力から目を背けるな
  • 【介護業界の闇】「介護報酬を削減したいだけ」の共産主義の独裁世界

    大手企業だけでなく、「居宅介護支援事業所(ケアプランセンター)」や「訪問介護事業所(ホームヘルパーステーション)」や「通所介護事業所(デイサービスセンター)」などは、小規模であっても起業したり開業することが可能です。 実際、2000年4月に介護保険制度が施行されてから、民間企業の参入が右肩上がりで増え続けました。 つまり、独立開業して小規模であっても民間であっても参入できるという点では「介護業界は自由競争」だと言えます。 自由競争なのに財源を国が握っている矛盾 当の自由競争ならば、売り上げや収入を国や政府に規制されたり管理されないはずです。 しかし、介護業界の主たる売り上げと収入は国が定めた「介護報酬」によって管理されているのです。 実態は「自由競争」とは名ばかりで、決まった売り上げと収入の中からやりくりをしなければならない「共産主義」の矛盾した世界なのです。 毎月決まった売り上げの中か

    【介護業界の闇】「介護報酬を削減したいだけ」の共産主義の独裁世界
  • 看護師は許されて介護職員は許されないリスク報告の謎

    リスクマネジメントやリスク報告書については、過去記事でもいくつか書いてきました。 おさらいになりますが、来のリスクマネジメントやリスク報告書は ・リスクを管理し危険を軽減させたり回避を図るためのプロセス ・リスクを共有し全職員で対応を統一させる という目的で行われるものです。 リスク報告書を作成する時の絶望感 リスク報告書は、間違っても「反省文」でも無ければ「始末書」でもありません。 しかし、介護施設では、介護職員にリスク報告書を書かせては ・犯人捜し ・職員への責任の追及 ・職員の吊るし上げや揚げ足取り という風潮があり、「出来れば書きたくない書類」「関わりたくないマネジメントのひとつ」になってしまっています。 ですから、何かあった際に上司から 「それリスクだぞ」 「リスク報告書を書けよ」 などと言われると業務が増えるばかりか、犯人扱いされてしまった錯覚に陥り「絶望感」を感じてしまうの

    看護師は許されて介護職員は許されないリスク報告の謎
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