コロナ禍が始まってから3年半、大きな打撃を受けた映画興行。生活様式が変わり、映像配信サービスが一般に普及したことで、映画の楽しみ方そのものが大きく変わってきた。現在映画業界2位の東映は、この大きな変化に対し、新たな価値提供で客足を取り戻している。4月に就任した東映新社長・吉村文雄氏は「家で映画を楽しめる時代にわざわざ映画館に足を運ぶということ。それに見合うだけの価値提供をしていく」と力をこめる。実写およびアニメ作品の海外展開を見据え、国によるバックアップや労働環境の改善・改革を推し進めていく必要があると強く訴える。 コロナ禍における大きな変化 ─ コロナ禍が始まってから3年半が経ちましたが、当初は映画業界にも大きな影響がありましたね。 吉村 はい。コロナ期間中に国内の配信事業者やネットフリックス、アマゾンプライムビデオなどの外資系グローバルプラットフォームのユーザーが飛躍的に伸びました。こ
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