1984年、21歳だった若者が、「事業家として圧倒的なナンバーワンの会社をつくり、35歳で会社を上場させる」という人生計画を立てた。15年後、株式公開は計画から40日間だけ遅れたが、36歳でその夢を本当に実現させた。今や彼は日本を代表するIT企業経営者の一人となっている。これは奇跡的というべきなのか。いや、そうではないだろう。夢を実現させるにはコツがあるらしい。GMOインターネット会長兼社長・グループ代表の熊谷正寿氏は、これまで夢を実現させるための平坦ではないプロセスを“よじ登って”きた。そして、そのプロセスの中で、彼が最も大事だと考えてきたものが、手帳だという。 熊谷正寿 GMOインターネット会長兼社長・グループ代表 1963年7月17日長野県生まれ。 東証一部上場のGMOインターネットを中心に上場6社やGMOクリック証券などを含むグループ76社、スタッフ約3,800名を率いる。 著書に