2012年5月2日のブックマーク (4件)

  • 萩尾望都さん・紫綬褒章インタビュー全文掲載 | NHK「かぶん」ブログ:NHK

    「ポーの一族」や「トーマの心臓」、「11人いる!」などの文学性高い作品で、従来のファンタジーやSF漫画の領域を広げたと評価される漫画家の萩尾望都さん(62歳)。「表現のジャンルとして漫画は、小説などより映画音楽の方に近い」と話す萩尾さんの、紫綬褒章受章インタビューを全文掲載します。 聞き手は科学文化部・安井俊樹記者です Q)まず受章のご感想を。 まさか、いいんでしょうかほんとにって感じで、まだそのびっくりが続いているような感じです。当にびっくりしています。 最初にお話を頂いたのが3月で、パリでやるサロン・ド・リーブル(書籍見市)に出かけるために用意をしている最中でした。電話を受けて当にびっくりしまして、自分が何を答えたかよくおぼえていないのですが、これはまだ公式ではないので、公式の発表があるまでは周りの誰にもおっしゃらないで下さいと言われて。仕事のスタッフだけに話をしましたが。

  • 堀辰雄 菜穂子

    菜穂子、 私はこの日記をお前にいつか読んで貰うために書いておこうと思う。私が死んでから何年か立って、どうしたのかこの頃ちっとも私と口を利こうとはしないお前にも、もっと打ちとけて話しておけばよかったろうと思う時が来るだろう。そんな折のために、この日記を書いておいてやりたいのだ。そういう折に思いがけなくこの日記がお前の手に入るようにさせたいものだが、――そう、私はこれを書き上げたら、この山の家の中の何処か人目につかないところに隠して置いてやろう。……数年間秋深くなるまでいつも私が一人で居残っていたこの家に、お前はいつかお前の故に私の苦しんでいた姿をなつかしむために、しばらくの日を過しに来るようなことがあるかも知れぬ。その時までこの山の家が私の生きていた頃とそっくりその儘(まま)になっていてくれると好いが。……そうしてお前は私が好んでそこでを読んだり編物をしたりしていた楡(にれ)の木陰の腰掛け

    mitsuba3
    mitsuba3 2012/05/02
  • 作品一覧 | はじっこにあるじのんの小説

    湘南・平塚の小説家「じのん」のサイトです。作品の一覧です。

  • 「相対化」の言葉を求めてー山本七平『空気の研究』を読むー

    このを持って、国会で演説をぶちたいぐらいの気持ちである。 書の歴史的意義は、「空気」が発生するメカニズムを、「対立概念で対象を把握することの排除」に見た点にある。すなわち、来相対的に検討すべき複数の事象のうち、ひとつを絶対的な存在へとあがめ奉り、その他を全面的に排除するということである。 この指摘を見て、私が咄嗟に想起したのは、現在の原発をめぐる論議である。原子力には、「一瞬で多数の人々に致命的なダメージを与える恐怖の技術」という側面がある一方で、「低コストのクリーンエネルギー」という側面もある。どちらかを絶対視し、一方の見方を排除したときに、原発問題をめぐる「空気」が生まれる。いま日は空気に支配されようとしているのではないか。 山書のなかで以下のように述べる。 「どのように絶対化しているように見える言葉でも相対化されうるし、相対化されねばならない。」 「いわば、人間が口にす