バンダナにサングラスの異相で知られる「金正日の料理人」こと藤本健二氏(仮名)が平壌に向かってはや3カ月。「うまいラーメンを作って金正恩委員長に食べてもらう」と北京経由で北朝鮮に入国したのは分かっているが、その後ぷつりと音信が途絶え、日本で帰りを待つ知人たちをやきもきさせているという――。 *** 包丁一本サラシに巻いて、旅に出るのも板前修業の一つと聞くが、北朝鮮の“将軍様”、故金正日総書記の専属料理人だった藤本氏が、トランクいっぱいの食材とともに訪朝、旅の身空となったのは夏の終わりのことだった。 「藤本氏は自分が寿司職人として働いていた平壌の最高級ホテル『高麗ホテル』に店を持ちたい、そこで築地の名店『井上』の味を再現したラーメンを出すのが夢だ、と長らく公言していました。それが今回、念願叶って平壌で店を出せる、と張り切って旅立ったのです」 とは、彼をよく知る人物だ。十数年間、料理人と
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