日本列島の地形や標高など、地理空間情報をインターネットで公開している国土地理院(茨城県つくば市)が、3Dプリンターを使った手で触って分かるユニバーサルデザインの3D地図データの提供を開始した。このデータを使い、御嶽山や南三陸などニュースで話題になっている地域などの地形を、視覚障害者も立体模型として触ることが可能となる。 「地理院地図3D」の視覚障害者対応は、個人でも購入できる数万円台のパーソナル3Dプリンターが普及し始めたことに伴い、点字図書館など支援施設のみならず、視覚障害者自身もいつでも地形を知りたい地域の3D模型を自力で作製できるようにすることを目指す。ユニバーサル3D地図は新潟大学工学部の渡辺哲也研究室など、触地図開発専門機関と連携してより使いやすいシステムにする計画。先月の発表以来、アメリカやイギリス…
写真=開幕を記念したテープカット。(写真左から)榑松武男実行委員長、日本盲人会連合・竹下義樹会長、厚生労働省・君島淳二自立支援振興室長、山崎登墨田区長=2013年11月1日 ◇<サイトワールド2013>音声取り説や凸点を付加したロボット掃除機ルンバ視覚障害者モデル−−会場リポート1 第8回視覚障害者向け総合イベント「ふれてみよう!日常サポートから最先端テクノロジーまで サイトワールド2013」が1日から3日間、東京都墨田区のすみだ産業会館で開かれた。音声ガイドによる操作説明を搭載した電子レンジや、ICレコーダーなど視覚に頼らずに利用できる最新家電製品のほか、最先端テクノロジーを採用した視覚障害者歩行補助具などが展示され、それぞれのブースでは多くの参加者が出展社のスタッフから説明を受けながら熱心に操作を体験していた。 初日のオープニングセレモニーであいさつに立った榑松武男・同展示会実行委員長
◇紙幣やレトルト食品など写したモノを声で説明−−視覚障害者用iPhoneカメラアプリTapTapSee iPhoneやiPadなどiOSデバイスのカメラで撮影したモノを言葉で説明する視覚障害者用無料アプリ「TapTapSee(タップタップシー)」が大きな話題を呼んでいる。中身の分からないレトルト食品のパッケージや瓶製品などを写すと「ワインのボトルです」などと教えてくれる。音声読み上げはアップル製品に標準搭載されている画面読み上げ機能VoiceOver(ボイスオーバー)を利用するもので、オートフォーカスのセット状態もチャイム音で知らせる。ちなみに撮影はシャッターボタンの位置を確認することなく、iPhoneの画面のどこでもダブルタップすればパチリとシャッターが切れる。ただし画像の解析は開発元の合同会社Net Ideasの専用サーバーで行うため、個人情報には注意が必要。 実際に職場でiPhone
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