IBM Developer is your one-stop location for getting hands-on training and learning in-demand skills on relevant technologies such as generative AI, data science, AI, and open source.
VMware ESX Serverを利用した仮想環境を構築するには,事前に検討しなければならないことがある。ハードウエア構成,ネットワーク構成,ゲストOSの管理方法などだ。ここでは,これらに加えて,VMware ESX ServerとゲストOSの大量展開方法やバックアップ方法,システム管理ソリューションなど,具体的なシステム構築のポイントについて紹介する。まずは,VMware ESX Server 3.0の構成要素とゲストOSの実装方法などに関して説明する。 ESX Serverを構成する要素 VMware ESX Serverは,「VMkernel」「サービス・コンソール」「ゲストOS」の3要素から成る(図1)。 VMkernelは,VMwareが開発した仮想化を実現するための独自のカーネルである。ゲストOSの下で動作するレイヤーで,ハードウエア・リソースをスケジューリングする。VMwa
x86アーキテクチャのプロセッサに対する仮想化支援機能が実装段階を迎えている。仮想化ソフトウエアも該当機能に対応しつつあり,x86アーキテクチャの仮想化技術がようやく実用期に差しかかってきた。 AMDは「AMD-Virtualization(AMD-V)」,Intelは「Intel Virtualization Technology(VT)」と呼ぶ仮想化支援機能をそれぞれ発表し,それらが実装されたプロセッサが徐々に出始めている。AMD-VとIntel VTとではプロセッサの命令セット自体は異なるものの,どちらもほぼ同等の仕組みを備える。VMware製品やMicrosoftのVirtual Server,Xenなど,多くの仮想化ソフトウエアがこれら双方に対応する予定だ。 ここでは,x86プロセッサに実装されている仮想化技術について説明する。特に断りのない限り,仮想化技術はVMware ESX
個々の仮想化技術の説明に入る前に,まず仮想化技術が適用できるプロセッサの要件を明確にしていこう。以下では,汎用的な仮想化の要件について述べたうえで,現在最も広く使われているx86(IA-32)アーキテクチャを例に取り上げ,問題点を明らかにする。 すべてのセンシティブ命令が特権命令であることが要件 仮想化を実現するためにCPUアーキテクチャが満たすべき要件の研究は古く,IBM システム/360の時代から行われている。最も有名な論文としては1974年にCACM(Communications of the Association for Computing Machinery)に掲載されたGerald J. Popek氏とRobert P. Goldberg氏の“Formal Requirements for Virtualizable Third Generation Architecture
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く