既報の通り、1月1日、Apple Computerの製品の脆弱性を公開するプロジェクト「Month of Apple Bugs(MOAB)」がスタートした。このプロジェクトはKevin Finisterre氏とLMHと名乗る人物の2人が中心となって進めるもので、1カ月の間、毎日1つずつ脆弱性を公開していく。対象となるのはMac OS XやQuickTimeなどApple製品だけでなく、Mac OS X上で動作するアプリケーションの脆弱性も取り上げられるという。 すでに同プロジェクトのWebサイトでは複数の脆弱性について詳細な情報が公開されている。1月1日に報告された最初の脆弱性は、QuickTimeのRTSP(Real Time Streaming Protocol)のハンドリングに問題があり、URLに特定の文字列を含めるとバッファオーバーフローが発生して任意のコードを実行させることができ