2008年11月13日 12:00 新興国の需要拡大やオリンピックによる建造ラッシュで鉄鉱石や製鉄、さらには鉄スクラップなどの価格が急騰し、マスコミを騒がせたのは記憶に新しい話。鉄くずがいくらでも高値で売れ、マンホールやガードレールなどが相次いで盗難の憂き目にあうニュースも日常茶飯事のごとく伝えられていた。しかし投機マネーの撤収で今や製鉄・スクラップ鉄などの「資源バブル」は一気に崩壊。オリンピック特需や新興国にまで及ぶ景気後退で、オーバーシュート(反動による過剰な下げ)を見せている。具体的にはどれだけの「急落」が見受けられるのか。業界関連サイトからデータを抽出し、グラフ化してみることにした。なお特記ない限り価格は1トンあたりのもの。 ●半年もたたずに20分の1以下に下落する乱高下相場 今回利用したデータは二か所からの抽出。まずは鉄源(鉄を含む化合物の総称)関連の業界団体【日本鉄源協会】が公