クリックして拡大する がれきの中から発見された大漁旗が風にはためく中、地震発生時刻に震災モニュメント「気仙沼グラウンドゼロ」の前で犠牲者の冥福を祈る遺族=11日午後2時46分、宮城県気仙沼市 漁業の町、宮城県気仙沼市では11日、町おこしグループが震災モニュメント「気仙沼グラウンド・ゼロ」を港近くに作り、合同慰霊祭を開いた。 主催者の伊藤雄一郎さん(43)の40坪ほどの自宅跡地で、港から約100メートル。大漁旗6枚がはためく下に芝生を敷き詰め、「GROUND ZERO」と白い文字で書かれたガラス板を置いた。周囲には養殖の網を浮かべるのに使う青や緑色のビン玉約300個が並ぶ。 大漁旗とビン玉は伊藤さんががれきの中から拾い、川できれいに洗った。「気仙沼の漁業の歴史を残したかった」と伊藤さん。 午後2時46分。集まった約15人が白のバラやキクを献花し黙とう。吉田真知子さん(71)は長男(47)を失