アマゾン配達員組合横須賀支部を結成した配達員らと、記者会見する全国ユニオンの鈴木剛会長(左)=厚生労働省で2022年6月13日午後3時31分、奥山はるな撮影 インターネット通販大手「アマゾンジャパン」の下請け企業と業務委託契約を結ぶ配達員10人が労働組合を結成し、13日に同社本社(東京都目黒区)を訪れて団体交渉を申し入れた。個人事業主の配達員の実態は雇用労働者と同じで「業務委託契約は偽装」と主張し、改善を求めている。 労働組合は「アマゾン配達員組合横須賀支部」で、神奈川県横須賀市の倉庫から荷物を届ける配達員が結成し、13日に記者会見を開いた。配達員はアマゾンジャパンの1次、2次下請けと業務委託契約を結び、個人事業主として働いているが、実態は指揮命令下にあるという。労組側は、アマゾンが全地球測位システム(GPS)で配達員の位置情報を把握し、アプリを通じて始業・終業時刻を記録させているとしてい