エオマイアの化石 エオマイア (Eomaia scansoria) は中生代前期白亜紀バレミアン期に生息した最初期の真獣類とされる絶滅哺乳類。現在のすべての有胎盤哺乳類の祖先、あるいは祖先に近縁な種である。学名は「黎明期の母」を意味し、中国名は「始祖獣(しそじゅう)」である。化石は中国遼寧省の義県層から出土した。 形態[編集] 体長10センチメートルのほぼ完璧な姿の化石で見つかり、推定体重は20 - 25g。1億2500万年前の化石にしては保存状態がよい。頭蓋骨は平らに潰れているが、歯や小さな足の骨、軟骨や毛皮までもが確認できる。 古生物学者アン・ワイルによるとエオマイアは有胎盤哺乳類ではない。ブタ、ウマ、ネコ、イヌ、ネズミ、ウサギ、ゴリラ、チンパンジーそしてヒトを含む全ての有胎盤哺乳類の祖先にあたる初期の原始的な代表である[1]。その細い臀部は仔を産んで子孫を残すがその仔の発達は未熟であ
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