先週の土曜日、車を運転しながらカーラジオで 「土曜ワイド」 を聞いていたら、ゲストで登場した豊竹咲大夫さんが、「くいだおれ人形は二代目由良亀の作」 と言っていた。 二代目由良亀とは、昭和の人形浄瑠璃の頭 (かしら) 制作者。道理でくいだおれ人形、案外端正な顔立ちである。 私は大分前から、くいだおれ人形はコミカルなイメージの割に、よくみると小津安二郎の映画に出てきそうな顔立ちだと言っていた。原節子の婚約者といった役どころでも、別に違和感がないほどの、「昭和のハンサム顔」 と思っていたのである。 で、咲大夫さんの言葉を頼りにググってみると、Wikipedia の 「くいだおれ」 の項に、確かに次のような記述が見つかった。 くいだおれ人形作者である二代目由良亀(藤代亀太郎)は、淡路島洲本市由良町出身で、淡路人形浄瑠璃の頭(かしら)の製作に携わっていたが、昭和21〜23年頃(1946-1948年)