神戸空港と新幹線のJR新神戸駅とのアクセスを強化しようと、神戸市がこの区間で、専用車線に連節バスを走らせる「バス高速輸送システム(BRT)」を導入する方針であることが18日、分かった。導入すれば、最短15分での移動が可能になる。神戸空港は来年4月の民営化で関西国際、大阪(伊丹)両空港との一体運営が始まり、今後の需要拡大が期待される。神戸市は早ければ3年後に導入し、神戸空港の活性化につなげる。 新神戸駅から神戸空港までの約8キロは現在、市営地下鉄とポートライナーを乗り継ぐ必要があり、所要時間は約30分。特に通勤客らで混雑する朝夕は、大きな荷物を抱える空港利用者が乗車しにくい状況になっている。 一方、BRTは2両のバスをつないだ連節バスを使用し、交通渋滞を避けられる専用車線や優先信号を道路に整備。バス運行の輸送力と高速性を高める。導入で新幹線への乗り換えが促進されれば、外国人観光客でにぎわう大