前年に続き、採用広報活動は3月から、面接や内定といった選考活動は6月からとなっている2018年卒業予定の大学生向けの採用活動。今年も会社説明会の会場はリクルートスーツ姿の学生でにぎわっています。 政府の要請を受けて経団連が定めた「採用選考に関する指針」。一般的な就職活動のスケジュールは、この「採用選考に関する指針」で定めたスケジュールという認識になっています。 ところが、リクルートキャリアが発表した「就職白書2016」によると、「採用選考解禁前」の5月までに「面接」「内々定・内定出し」を始める企業の割合は、2017年卒でそれぞれ67.9%、44.1%となっていました。 経団連の定めた選考スケジュールは「指針」にすぎず、強制力があるわけではないのです。そのため、大半の企業は早々に内定を出しているのが大卒就活の実態というわけです。 結果として、内定を出した学生に対して、他の会社への就職活動を終