4月22日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)第4戦を戦った鹿島アントラーズは、ホームのカシマスタジアムにシンガポールのアームド・フォーシズ(A・フォーシーズ)を迎え、5−0の大勝を収めた。 自陣で守備を固める相手に対し、マルキーニョス、大迫勇也、興梠慎三と3人のFWを同時起用する3トップを採用。攻撃的な姿勢を貫き、興梠が2ゴール、大迫が1ゴールの活躍を見せた。だが、鹿島本来の布陣は伝統の4−4−2。FWの枠は2つしかない。この試合の前まで6試合連続でエースのマルキーニョスと組んでいたのは、日本代表にも名を連ねるようになった興梠ではなく、高卒ルーキーの大迫だった。そこにはオリヴェイラ監督のある意図が隠されていた。 ■スタメンから外れた興梠が一言「心が折れました……」 最初は何をしているのか分からなかった。鹿島のクラブハウスの駐車場で囲み取材をするため選手たちを待っていると、姿を現した興