東京都知事選告示日前日の7月13日夜、宇都宮健児元日本弁護士会会長が突然出馬を取りやめた。宇都宮氏はこの日の午後に日本記者クラブで開かれた公開討論会で、「基本的に出馬の意思は変わらない」と語ったばかり。その理由として、「鳥越(俊太郎)氏の政策を見ていない。野党4党の政策協定があるのかどうかも不透明」と政策の不在を強調していた。 宇都宮氏は納得した上で不出馬を決めたわけではないようだ。「戦うべしという人が多かった。支援者が戦うなら、私自身も野党の推薦がなくても戦う用意はあるという思いだった」。軍資金として自宅から200万円を持参したという宇都宮氏は、出馬に向けて決死の覚悟があったことを強調してみせた。 また「(野党統一候補の)選定過程が全く不透明。密室の中で決まっている」と、鳥越氏を選ぶまでの過程や方法についての不満も口にした。 「野党統一候補」というインパクト とはいえ、宇都宮氏が降りて野
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