仕事における燃え尽き症候群は、特に新しい問題ではありません。単調なタスクに飽きてしまうと、思考がとりとめないものとなり、注意力と集中力が低下します。これはどのような分野の活動であっても望ましい状態ではなく、生産性の低下を引き起こします。サイバーセキュリティの分野の場合は、大変な影響が出る恐れがあります。とりわけ、その人がセキュリティオペレーションセンター(SOC)のスタッフである場合はそうです。 企業がSOCを設置する場合には、2つの選択肢があります。自前の部署を創設するか、外部の専門家に委託するかです。当社の場合は、自社のSOCと顧客向けサービスセンターの両方を持っています。さらに、サードパーティSOCにもサービスを提供していることから、他の組織におけるSOC実態を知る機会もあります。そこで今回は、燃え尽き症候群について当社の考えや経験をご紹介すると共に、スタッフのプロ意識を維持するため